Fashion Source / Hitomi’s Log

堀口ひとみ|2004年から毎日続く、私の"人生のログ"。

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青写真日記

昔、私は手書きのノートに「未来」を書いていた。こうなりたい。こんな場所で仕事がしたい。次はここで講演する。これくらいの収入を得る。かなり具体的に、ノートの余白を埋めるように書いていたのだ。すると不思議なことに、書いたことがひとつ、またひとつと現実になっていった。青山でセミナーをしたあとに「次は六本木ヒルズで仕事がしたいな」と書いたら、本当にその案件が舞い込んできた。国際フォーラムの静けさの中に立ち、そこで言葉を紡いでいる自分を思い描いていたら、実際にそのステージに立つ機会が訪れた。当時は「夢を叶える手帳」ブーム。私も例にもれず書いてみたら、面白いほど次々と現実になっていった。言葉にして可視化しておくことで、無意識のうちに自分の感覚や行動の舵が、そちらへ切られていたのかもしれない。いつの間にか、手帳を開かなくなっていたその後、私の予定はいつの間にかすべてGoogleカレンダーに収まるようになった。手帳を持ち歩く必要がなくなって、たしかに便利になった。でも同時に、未来を自...

2026.08.02 22:00

「Continue as ○○」を見るたびに、人生について考える人

先日、月曜日に配信するニュースレターの記事を、英会話の先生にシェアしました。テーマは、Surrender――降参すること。何かに負けるという意味ではなく、もう、このやり方では進めません。これまでの自分のままでは通れません。と認めることについて書いた記事です。先生は読んだあと、Beautiful.と言ってくれました。それから、少し面白い話をしてくれたのです。GoogleやChatGPTなどにログインするとき、Continue as ○○という表示が出ることがあります。日本語にすると、○○として続けますか?という意味です。

2026.08.01 22:00

いつもの電車に乗らなかったら、韓国人女性と銀座を歩くことになった。

英会話のレッスンを終え、いつものJRではなく、ふと銀座へ向かいたくなった。モンベルで登山靴でも見ようか。そんな軽い気持ちで丸ノ内線のホームに立ったとき、一人の女性に声をかけられた。差し出されたスマホの画面には、韓国語。老眼の目には国際交流以前に文字サイズとの戦いだったが、「銀座」と音で言われて理解した。「私も行きますよ」と笑って伝え、電車に乗り込んだ。途中で降り場所を教えれば終わるはずの道案内。だが、彼女が二人掛けの席に並んで座ったことで、私の夕方は思いがけない方向へ走り出した。彼女は英語が話せず、私は韓国語がわからない。私はiPhoneでChatGPTを開き、二人の間に置いた。日本語を入力して韓国語に訳し、彼女の返答を日本語に戻す。原始的で、どこか未来的な会話の始まりだった。行きたい場所を聞くと、三越伊勢丹とエルメスだった。特に予定もなかった私は「今フリーだから案内しますよ」と告げた。人生は時々、スケジュールの空白を見つけると妙な企画を差し込んでくる。「今日は私が暇...

2026.07.31 22:00

ChatGPTと一緒にUpworkへ登録してみた

以前から、海外の仕事を探せるプラットフォームUpworkに登録してみたいと思っていました。Upworkは、海外版のクラウドソーシングサービスのようなものです。翻訳、ライティング、編集、ローカライズ、AI関連など、世界中からさまざまな仕事が掲載されています。興味はあったものの、登録画面はすべて英語。プロフィールだけでなく、職歴、学歴、スキル、時給、自己紹介まで入力する必要があります。一人だったら、途中で画面を閉じていたかもしれません。そこで今回は、ChatGPTと一緒に登録を進めてみました。英語を訳すだけではなく、私の文脈から答えてくれる登録では、まず自分の仕事内容やスキルを選びます。ライティング。校正。編集。生成AI。ローカライズ。コーチング。画面に並ぶ項目を見ながら、どれを選べばいいのか考えていきました。私自身も英語を読みながら、「これは、たぶんこれかな」と考えます。その画面を撮影してChatGPTへ送ると、「館長の場合は、これが一番近いです」と、これまでの私の仕事...

2026.07.30 22:00

満月の夜、レーンが変わった

今日は、自分の中で大きく何かが動いた日だった。ずっとやってきたこと。身につけてきたこと。そして、いつのまにか遠ざけていたもの。それらが、ふいにつながった。昔の自分に戻る、というのとも少し違う。昔の自分に、今の自分を連れて戻る感じ。原点回帰だけれど、同じ場所ではない。少し前に聴いた『新世界』を思い出した。古い旋律と新しい旋律が行ったり来たりして、そのあいだに、少しずつ景色が変わっていく。新しい世界は、全部を新しくすることではないのかもしれない。昔から持っていたものを、今の自分で鳴らし直すこと。今日は、そんなことを感じた。夜、窓の外を見ると、レインボーブリッジの向こうに満月が出ていた。その景色を見ながら、ひとつ、レーンが変わった。そんなふうに思った。

2026.07.29 22:00

登山靴続編|足を測ってもらったら、見えてきたこと

まず足のサイズを測ってもらい、店員さんにこれまでの登山歴を伝えた。下りでつま先が痛くなることや、基本は日帰り登山であることなどを話しながら、いくつか靴を試着していく。そうして会話を重ねるうちに、ずっと抱いていた登山靴への謎が、ようやく解けてきた。私はどこかで「タフな山へ行くなら、ゴツい登山靴が必要なんだろう」と思い込んでいた。けれど、話はそう単純ではない。日帰りなのか、山小屋泊なのか、テントを背負うのか。荷物はどれくらい重いのか。そして、どんな路面を歩くのか。状況によって、必要な靴の硬さもホールド感もまったく変わってくるのだ。つまり、「上級者だからゴツい靴を履く」わけではない。あくまで用途に合わせて選ぶものなのだと知った。高尾山なら、トレランシューズで軽快に歩くのが気持ちいい。軽い靴には軽い靴のよさがある。一方で、蓼科山のような岩場の多い山なら、軽やかさは残しつつも、足をもう少し頼もしく守ってくれる靴がほしい。今日試したのは、まさにその中間の一足だった。今の靴よりソー...

2026.07.28 22:00

蓼科山で気づいた、「下る身体」とこれからの靴選び。

蓼科山の動画が完成しました。5分ほどの短い動画ですが、今回どんな山道を歩いてきたのか、リアルに伝わるんじゃないかなと思います。

2026.07.27 22:00

自分の文章の中で、先生が一緒に山を登っていた朝

今朝のオンライン英会話レッスンで、ちょっと不思議で面白い体験をしました。昨日書いた蓼科山の登山記。せっかくだから先生にも聞いてもらおうと、朝のうちにChatGPTで英訳してもらい、石だらけの山の写真を見せてから朗読を始めたのです。先生が写真を見て、「ロッキーマウンテン!」と言いました。そして朗読へ。プロなら7分で読めるらしい英文も、私が読むと話は別。難しい単語がなかったこともあり、直されることもなく、私はひたすら「淡々と、淡々と」読み続けました。途中でお経を唱えているような気分になりつつも、止まりません。(笑)そして気づけば、レッスン終了まであと1分。英会話レッスンなのに、15分間ひたすら自作の登山記を音読して終わる時間。会話らしい会話はほとんどできませんでした。ところがレッスン後、先生から思いがけないメッセージが届きます。「あなたの声を聞きながら文章を追いかけていたら、すっかりその言葉の世界に引き込まれて(没入して)いました。書いてある一行一行が鮮明に目に浮かぶよう...

2026.07.26 22:00

石、石、そして石。初めての2,500m級、蓼科山で見えた次の景色

先日、初めて2,500m級の山に登った。蓼科山。標高2,531m。これまで私が登った山で一番高かったのは、1,500mほど。そこから、いきなり約1,000mアップである。とはいえ今回は七合目登山口からなので、実際の標高差は約600mほど。七合目から山頂までは最短ルートで約2時間とされている。距離だけ見れば、それほど長くない。前日に言われたから、あまり調べる時間もない。まあ大丈夫でしょう。と思っていた。甘かった。石。石。そして、また石。登り始めてすぐに気づいた。この山、ずっと石である。平坦な土の道が、ほとんどない。

2026.07.25 22:00

蓼科山、2,531m。登ったその日の夜に。

昨日の夜、バディから「明日、蓼科山に行かない?」と連絡が入った。蓼科山。標高2,531m。登山を始めて4年になるけれど、登る頻度は年に4回ほど。1,500m越えの塔ノ岳には登ったことがあるものの、2,500mを超える山は未体験だった。普段の私なら夜中の3時に寝ていることもある時間帯だ。けれどその夜は21時に布団に入り、翌朝3時20分にアラームで起床。4時、迎えに来てくれたバディの車に乗り込み、まだ静まり返った東京をあとにした。サービスエリアで熱々の豚汁朝食セットをかき込み、車を走らせること数時間。7合目の登山口に到着したのは9時前のことだった。最初から最後まで、石と歩んだ道9時24分、登山開始。足を踏み入れた瞬間から、そこは土の道ではなく、一面の「石」の世界だった。歩き始めからゴロゴロとした大小の石が敷き詰められており、登るにつれて中くらいのもの、そして足場を覆う大きな石へと表情を変えていく。ジャリジャリと足元が鳴る場所もあれば、慎重に乗り越えなければならない大きな石...

2026.07.24 22:00

夜中3時、マティスのポーチが爆誕した

昨日の記事で「デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)」のことを書いた。何かを必死に考えているときではなく、歩いているとき。お風呂に入っているとき。ぼーっとしているとき。意識的な思考を手放したあとに、バラバラだったパーツが勝手につながっていく、あの脳の仕組みのことだ。大阪での濃い対話、京都でのチームラボ。五感を刺激され尽くしたあとだったこともあり、昨日はまさにそんな「空白の一日」だった。そして、その結果。夜中の3時に、マティスのポーチが爆誕した。どうしてこうなった(笑)。そもそもの始まりは、クリムトだった昨日やっていたのは、Etsyショップの見直し。そこでふと、ひとつの気づきがあった。「同じ商品でも、届ける相手が違えば、見せ方はまったく違っていいはずだ」たとえば、私のショップで人気のクリムトのバッグ。これまでは「アートが好き」「個性を楽しみたい」人に向けた見せ方をしていた。けれど同じバッグでも、上質なインテリアの中で、エレガントな装いの女性が手にしていたらどうだろう...

2026.07.23 22:00

体験が先、言葉はあと

大阪へ行った。1日目は、グループセッション。2日目は、京都でチームラボ。ふたつは、まったく別の出来事に見える。けれど今、振り返ってみると、私はそこで同じことをしていた。まず、体験する。考えながら、じゃない。分析しながら、でもない。ただ、その場に身を置いて、全身で受け取る。グループセッションでは、5人の、言葉にならない空気を。チームラボでは、光と空間の、圧倒的な情報量を。「綺麗」「すごい」言葉は、それだけでよかった。そして、あとから。体に入った体験を、AIと話しながら、少しずつ言葉にしていく。なぜ、あの場は人を変えるのか。なぜ、あの体感は、あんなふうに私に残ったのか。バラバラだった感覚が、するすると、つながっていく。体験する。そのあとで、言葉にする。このふたつを、分けてやる。同時にやらない。それが、最近の私の動き方なのだと思う。でも今回、この動きを、2日連続でやった。体験して、言葉にする。体験して、言葉にする。濃度の高いサイクルを、休まず、2回。そして3日目。何もやる気...

2026.07.22 22:00

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2023年、記憶を持たないChatGPTと対話しながら書いた本。そして、AIと対話しながら20年の対話経験を形にした最新本。

この2冊は、私にとってAIとの対話の「原点」と「現在地」です。

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モネ・ゴッホ・マティス…巨匠のアートを纏う日常へ。1つのバッグで、2つの芸術作品が楽しめるダブルサイドトートを私がデザインしています。

※ すべて受注生産のため、アメリカから 2〜3週間ほど でお届けします。

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