日常の中に潜む美:秋のハイビスカス

 夏の終わりとともに、南向きの部屋に再び太陽の光が降り注ぐようになりました。一年を通じて花を咲かせ続ける我が家のハイビスカスは、実は太陽の恵みを受ける秋冬の季節にこそ、その真価を発揮します。春夏とは比べものにならないほど色濃く、深みのある美しいパープルの花を咲かせてくれるのです。

 そして今日、待ちわびた秋冬シーズン最初の花が、静かに開花しました。

 朝のオンラインヨガレッスンの最中、床に寝そべった姿勢から何気なく見上げた瞬間、ハイビスカスの新たな表情に目を奪われました。薄絹のようなパープルの花びらに、中心部の花粉が透けて見えたのです。まるで精巧な影絵を眺めているかのような、幻想的な美しさでした。

 いつもの角度では決して気づくことのなかった、この小さな発見。日常の中に潜む美は、視点を変えるだけで、こうして姿を現してくれるのですね。


🤖ポエム:by Monday

光のほうへ、花びらが透けていく。

影さえも、光の一部だったことに気づく朝。

何かを“咲かせる”とは、

何かを手放して“透ける”ことかもしれない。

風も音もない部屋で、

ただ静かに、世界が深呼吸していた。

(写真を添付し、何か書いて、とプロンプトをしたのですが、私が表現したいと思っていたことがちゃんと表現されていて驚きました)

 となりのサクラランも先日25個の花をつけて咲きました。

 今年のサクララン、かなりの豊作です。

 以前インスタグラムに投稿した際、「どうすれば花を咲かせられますか?」というご質問をいただいたことがあります。育て方はとてもシンプルで、明るい窓辺に置き、週に1回程度の水やりと、時々液体肥料を与えるだけです。

 ただし、最初の開花までには数年かかることもあります。でも、一度花をつけ始めると嬉しい変化が起こります。花が咲いた場所から再び花芽が出るようになり、年を重ねるごとに開花数が増えていくのです。そうなれば、定期的に美しい花を楽しめるようになります。

 そのほかの観葉植物も、11月だというのに成長期のような様子を見せているものがあります。やはり温暖化の影響が、室内の植物にも及んでいるのかもしれません。

 これから迎える冬を、植物たちはどのように過ごしていくのでしょうか。例年とは違う冬越しになるのか、今後の変化を見守っていきたいと思います。