新幹線が大阪へと滑り込んでゆく。座席に身を沈めながら、今日届いたばかりのゴッホのロングTシャツに袖を通している。
7.5オンス。この厚みが絶妙だ。スウェットほど野暮ったくなく、中厚のロンTよりも存在感がある。これまで様々な素材で試作を重ねてきたが、今のところこれが最適解だと確信している。
上から薄手のレザージャケットを羽織ってみる。袖がすんなりと通る。スウェットではこうはいかない。重ね着のバランスが、ちょうどいい。
そして何より、ゴッホの色彩がブラックの生地に映える。おそらく『夜のカフェテラス』をモチーフにしたデザインなのだろう。実際の作品がどのような構図だったのだろうか? この補色の使い方、床を黄色に近い色で塗るセンスは、間違いなくゴッホのものだ。
(リライト:Claud)
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