豆乳で作るシュクメルリ風アレンジレシピ

 夏の家族旅行で出会った「シュクメルリ」。ホテルのビュッフェでひと口食べた瞬間、「なにこれ、美味しい!」とプチ盛り上がりしたあの味が、忘れたころにやってきました。

 そんな思い出の味を、まさかおうちで再現できる日が来るなんて。先日、スーパーで、Oisixでシュクメルリのキットが、30%OFFになっていました!

 キットを開けると、レシピには「ご家庭で用意するもの:小麦粉・牛乳」の文字が。

 「まあ、なんとかなるでしょ!」ということで、小麦粉は省略、牛乳の代わりに常備している豆乳で作ってみることに。また、ひとみアレンジとして、アボカド入りです。

 結果は...? 美味しくできました!


🧺材料(2人分)

  • 鶏もも肉 … 約240g(ひと口大にカットされたもの)
  • さつまいも … 60g
  • 玉ねぎ … 40g(薄切りまたはみじん切り)
  • にんにく … 1かけ(みじん切り)
  • ぶなしめじ … 60g(石づきを取ってほぐす)
  • パセリまたはイタリアンパセリ … 1g(仕上げ用)
  • チキンコンソメ … 適量(顆粒なら小さじ1程度)
  • おろしにんにく … 小さじ1〜2(お好みで)
  • シュレッドチーズ … 適量(ひとつかみ)
  • レモン果汁 … 小さじ1〜2
  • くるみ … 適量(粗く刻む)
  • パプリカパウダー … 少々(あれば彩りに)
  • アボカド(お好みで)


👩‍🍳 作り方(豆乳ver.)

① 野菜の下ごしらえをする

  • さつまいもは1cm角のひと口大に切り、水にさっとさらす。
  • ぶなしめじは石づきを取り、ほぐす。
  • 玉ねぎは薄切り、にんにくはみじん切りに。
  • アボカドは最後に入れるので、食べる直前にひと口大に切ると色が変わらない。

※さつまいもは耐熱容器に入れてラップをかけ、電子レンジ500Wで1分半〜2分ほど加熱しておくと、煮崩れせず扱いやすくなります。私はシリコンスチーマーに入れました。

② 鶏肉を焼く

  • フライパンにサラダ油をひき、にんにく(1かけ分)を弱火で炒めて香りを出す。
  • 鶏もも肉を並べ、表面に焼き色がつくまで中火で3〜4分焼く。裏返してさらに焼く。

③ 豆乳&具材を加える

玉ねぎ・しめじ・さつまいもを加えて軽く炒める。

④ 煮込む

  • 豆乳200ml、チキンコンソメ、バター(またはオリーブオイル)、おろしにんにくを加える。
  • 焦げやすいので弱めの中火で5〜6分煮る。
  • さつまいものデンプンと鶏肉のうまみで、とろみが自然についてくる。
  • シュレッドチーズを加え、溶けたら全体に馴染ませる。
  • 火を止める直前に、アボカド・くるみ・レモン果汁を加える。

⑤ 仕上げる

  • 器に盛り、パセリをのせる。
  • お好みでパプリカパウダーや黒こしょうを振れば、よりレストラン風に。


🌿 Point|小麦粉なしでも美味しく仕上がる理由

  • さつまいも×豆乳×チーズの力で自然なとろみが出る
  • アボカドの脂質が“乳化”してソースにも溶け込む
  • 重くなく、胃にやさしいのにしっかりコクがある

 ちなみに、シュクメルリは、ジョージア(旧グルジア)料理です。

ジョージア語で「シュクメルリ(Shkmeruli / შქმერული)」と書かれ、ジョージア西部の「シュクメリ村(Shkmeri)」が発祥と言われています。

🧄 シュクメルリってどんな料理?

  • にんにくたっぷりのミルク or クリームソースで煮た鶏肉料理
  • 本来は土鍋のような陶器(キルミ)に入れてオーブンで焼くのが伝統的スタイル
  • 牛乳ではなく、ヨーグルト・サワークリーム・牛乳・バターなど地域によって異なる乳製品を使う
  • パンやワインと一緒に食べられる、寒い地方の家庭料理/郷土料理

ジョージアってどこ?

  • 東ヨーロッパと西アジアの中間にある国
  • 黒海の東、ロシアの南、トルコとアルメニアの北側
  • ワイン発祥の地としても有名


 小麦粉なし、豆乳でも美味しく仕上がりました! ライス(白米と玄米ミックス)との相性もとてもよかったです。在るもので簡単にできます。寒くなってきましたので、秋の食材と一緒にいかがでしょうか?