「ひとみちゃんとお買物券」企画。

 姪と甥のお年玉について、おばさんとしてはどのように渡すべきかを考えていました。「図書カード」としてあげることが数年続いていましたが、だんだんと子供たちが成長していくに従い、本以外のものも買いたいだろうなと思うので、ふつうに「お年玉」でもいいのかなと思い始め、12月には新札を引き出して、準備はしていたのですが…。

 元旦の朝の瞑想をしていたときに、いいこと思いつきました!「1000円は現金。プラス『ひとみちゃんとお買物券』にしよう!」と。早速、名刺大のカードに手書きでお買物券を作り、お年玉の1000円と一緒にいれることにしました。結果、「やったー!お買物券だ!」と喜ばれたのでよかったです。


 トランプ遊びのあと、近所のショッピングモールへ3人を連れて行きました。私は腕を引っ張られたり、押されたり、歩きながらおしくらまんじゅうか?!というくらい、普通に歩けません。(笑)

 まずは、ゆめちゃんのプレゼントからです。クリスマスのときに、ぬいぐるみなペンケースが欲しいと言いました。「ミニマリストとしてはちょっとね…。自分のお年玉で買ったら?」と言っていたものです。しかし、今回はお年玉(お買い物券)ということで、欲しいものを買ってあげることにしました。ところが、クリスマスのときに欲しいと言っていた「ゴールデンレトリバー」が売り切れに。ネットでみても配送日が遅いし、送料もかかるしで、代わりに「31のアイスのダブルにする!」と、お買物券の使い道が変わりました。

 次にことちゃんです。「服が欲しい」ということで、GUへ行ってみましたが、欲しいものは見つからず、こちらも「31のアイスにする」となりました。しかし31のアイスは、ダブルでも500円くらいですし、「アイス+それ以外のもの」も買ってあげられます。「私は1000円までね」とは言っていないのに、勝手に「1000円くらいだろう」と子供たちは思っていてくれました。(笑)ことちゃんは、ピンクのノートを買うことになりました。

 次はせいちゃんです。「おもちゃ売り場」へ直行。レゴ、車、ポケモン、マリオ…など、男の子が好きなものがいっぱいですが、誕生日プレゼント並みの価格になってしまうので、せいちゃんもそれがわかっていて、もう少しライトなものを探してくれました。「アーチェリー」です。750円くらいでしたので、31アイスのシングルも食べられますね。

 ということで、31アイスクリーム店へ。ことちゃんとゆめちゃんは、ダブル。せいちゃんは、シングルを。アイスの後ゆめちゃんが、「やっぱり、ゴールデンレトリバーじゃないものにする」と、決意が固まったようです。アイスクリームは、自分のお財布から払うことになり、お買物券をふでばこに全額投入です。中学生だから、ゆめちゃんは「2000円」くらいを見積もっていまして、筆箱は2200円します。

 ピンクブタか犬かで迷っていました。ブタは推しの有名人が持っているらしく、犬は、自分でいいなと思うものです。「選べない!決めて!!!」と。「ゆめちゃんは、ずっと犬の方が欲しいと言っているから、犬を選んだほうが後悔しないよ」とフィードバックして、悩み抜いた挙句、犬となりました。そもそも一番欲しかったゴールデンレトリバーでない犬となりましたが、前に買った犬?!と似ているので、2匹目はこげ茶の犬となりました。

 せいちゃんは、アーチェリーにハマりましたねぇ。なかなか的に当てるのは難しいのですが、何度も挑戦してクリア。そうやっていつも試行錯誤する姿は、せいちゃんらしいです。しかしアーチェリーを床に落とし、割れてしまったのです。泣きました。使い始めて1時間もしていないのに…。750円だし、もう一度買ってあげるしかないのかなと思っていたら、パパが分解して別の金具で補強し、直してくれました。「パパすごい!」と弟の株も上がったようでよかったです。

 ことちゃんは、日記を書くようです。でも初日から「何を書けばいいの?」となってしまったので、「楽しかったこと」「食べたもの」「感謝したいこと」など、項目を作って、毎日書いていけば?とアドバイス。早速書きはじめていましたが、翌日書いたのかな?

 ゆめちゃんは、すっかり犬がお気に入りとなったようで、このあと英作文の宿題に取り掛かりました。その模様はこちらのブログに書いています。小学生のときは、集中力に欠けていましたが、中学生になって集中して取り組むようになったなぁと、成長を感じました。

 お年玉を「現金」だけでなく「お買物券」にしたことで、ドラマが生まれたような気がします。私としては、「お金を使う」ことについて、一緒に考えていきたいという趣旨もありました。

 自分が本当に欲しいものを選ぶこと。1000円以内でどうやりくりするか? を自分たちで考えたり、欲しい商品が目の前にないとき、何を選ぶか?という体験にもなりました。

 私も「こんなおばさんいたらいいな」を自分でいろいろと試行錯誤させてもらって、愉しい企画となりました。