スイミーの『みんなのレオ・レオーニ展』@損保ジャパン日本興亜美術館へ。

 今日は英会話の日でしたので、メルマガを書きながら、「この内容、スイミーのことを言っているような…」と、急に思い出しました。しかも今、スイミー展やっていたはず!英会話の予約がいつもよりも1時間半前にしていたので、終わったあとにちょうど行ける感じです! スイミーの話もメルマガに盛り込んで、英会話へ行きました。

 英会話の先生も唸るほどDeepなものができまして、スイミーの作者って、「自分を知ること」と言うメッセージを絵本に込めていたのかも…と、35年ぶりくらいに『スイミー』を読んで気づきました。子供の頃は「みんなで力を合わせることの大切さ」との解釈だったのです。

 終了1時間前の5時くらいに『レオ・レオーニ展』へ。最初は絵画の展示から入り、有名な絵本の原画が続いていきました。途中、「Searching for the self」という言葉がありました。今日書いていたメルマガのタイトルは、『自分探しはやめよう』というタイトルだったので、ある意味、レオ・レオーニの考える「自分を知ること」と、私が表現した「自分探しはやめよう」は同じであるということです。なんだか、びっくりしました。「自分探し」をテーマとした絵本の数々だったのですね。それにしてもこのタイミングでレオ・レオーニ展で、原画のスイミーに出逢えるなんて!

 美術展によく出かけますが、出展作品の本を買うなんて初めてのことです。レオ・レオーニに、かなりインスパイアされました。彼は、絵本作家だけでなく、アートディレクターもされており、すごくクールでスタイリッシュなポスターの原画もあったりして、度肝を抜かれました。

 切り絵の絵本が沢山あったり、スイミーは版画みたいですし、キュビズムの画家のような絵を描かれますし、親の仕事の関係で、何か国語も話せるようで、自分のアイデンティティーがわからなくなっていたところからの自分探しの絵本にもつながっているそうです。全く知らなかった、レオ・レオーニでした。

「芸術家は、作品を通して社会に貢献しなければいけない」と語り、観るものすべてに物語を感じるという、レオ・レオーニは、本当のアーティストです。併せて、翻訳者であり詩人の谷川俊太郎さんも気になり始めました。

 『みんなのレオ・レオーニ展』9/29まで開催とのことで、超オススメです!