『ボへミアン・ラプソディー』のデクスター・フレッチャー監督がエルトン・ジョンの伝記映画『ロケットマン』を作られまして、早速鑑賞してきました! エルトン・ジョンは、どこかで曲を聞いたことがあるくらいで、何も知らずに観ましたが、まず驚いたのが、「ミュージカル映画だった」ということです。
ボヘミアン・ラプソディーは伝記映画のため、歌声だけは本人の声が使用されていましたが、今回は、タロン・エガートン自ら歌を歌っています! エルトン・ジョンもお墨付きなのだそうです。調べていくと、ディズニー映画『Sing』のゴリラの声優をしていたタロン・エガートンが、既にこの時エルトン・ジョンの『I'm still standing.』を歌っていたのです!
聴いてみて、思い出しました! このシーン最高だった!
さて、物語はアバウトな時系列で、全体を作っている感じになっているそうですが、観ているほうにはそういうことは全然関係なく、エンターテイメントとしても楽しめるし、実際にエルトンも映画の監修も行ったりしているそうですし。
ド派手なコスチュームは圧倒的! タロンの歌声に魅了されながら、深い闇を抱えているエルトンの危うい感じをタロンが自然すぎる演技で、憑依型俳優なのでしょうか。気づけば、タロン・エガートンのファンになっていました。(笑)なんか、本当にすごい俳優さんです。現在29歳のようですが、ものすごいオーラーを感じました。演技をもはや超えている。やばいです。(笑)
物語は、事実よりも芸術性を重視しているため、必ずしもすべてが正しいわけではないようです。でもある意味、本人が語り手として、振り返りながら進んでいくので、本人の記憶の順番と解釈してもいいのかもしれません。インナーチャイルドの癒しのカタルシスまで、丁寧に描かれています。
エルトンは心の闇がありすぎて、作詞することができなかったそうですが、作詞家のバーニー・トーピンと運命の出会いを果たします。そして、最初にできた曲が『ユア・ソング』です。実はこれは地獄の始まりでもあるし、夢を叶える始まりでもあるのだけれど・・・。エルトンの心を映したような歌詞を書くバーニー。それにメロディーが溢れるように浮かぶエルトン。そんな二人の初めての曲『ユア・ソング』誕生のシーンは、鳥肌&涙しました。
ところで、エルトンからお墨付きのタロンは、エルトン・ジョンのコンサートで一緒の舞台に立っている動画も見つけました。虹色T shirtだわ。これは。
タロン・エガートンの声を聴きたくて、もう一度映画館に行きたい! 観終わっていろいろと調べたあとから、ますますいい映画だったなぁと。水曜日もチケット買ってしまいました。(笑)
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