ポール・スミスは、ピカソを解説しなかった2026.06.11 22:00『Picasso meets Paul Smith』を見てきた。最初は、ポール・スミスがピカソにインスパイアされて何かを作った展示なのだと思っていた。でも実際は違った。帰宅後にポール・スミス本人の解説動画を見て、さらに確信した。彼はほとんどピカソの話をしていない。もちろん作品には...
Picasso meets Paul Smith | ピカソを見に行ったら、ポール・スミスを見ていた2026.06.10 22:00六本木の国立新美術館で開催中の『Picasso meets Paul Smith』へ。ポール・スミスのグラフィックな花柄のロンTを着て、初日に行ってきた。このタイトルを見たとき、私は少し勘違いしていた。ポール・スミスがピカソにインスパイアされて何かを作った展覧会なのかと思っていた...
角野隼斗とウィーン交響楽団——私にとっての新世界は、ラヴェルだった。2026.06.03 22:00錦糸町、すみだトリフォニーホール。ペトル・ポペルカ指揮、ウィーン交響楽団。ピアノは角野隼斗さん。オーケストラの公演だから席はどこでもいいかな、と思い、いちばんリーズナブルな席を予約しました。当日、席についてみると——3階席の最後列、ど真ん中。ホールのいちばん後ろです。途中で階段の...
音楽が絵を動かす夜。辻井伸行「印象派」コンサートで感じたこと2026.05.27 22:00錦糸町、すみだトリフォニーホール。葛飾北斎ゆかりの北斎通りにほど近い、このホールで、辻井伸行さんの「音楽と絵画コンサート 印象派」に行ってきました。何年か前にも同じコンサートに足を運んでいて、今回は再訪。ドビュッシー、サティ、ラベルを中心に、印象派の絵画が大きなスクリーンに映し出...
静止した絵の中に、時間が流れていた。アーティゾン美術館「モネ 睡蓮のとき」感想2026.04.21 23:00モネの作品は、これまでにも何度となく見てきた。オルセー美術館展、オランジェリー美術館への訪問、ジヴェルニーのモネの庭。それでも今回、日本橋のアーティゾン美術館で開催された没後100年の展覧会は、何かが違った。
富永峻さんのピアノリサイタル「謎めく響き」で、音に連れていかれた夜2026.04.18 23:00白寿ホールで富永峻さんのピアノリサイタルを聴いた。富永さんの演奏を聴くようになったきっかけは、もう12年ほど前になる。クライアントさんの紹介で、富永さんが私のセッションを受けてくださっていたことがあり、そこから私はこの方のリサイタルに通うようになった。もともと私は、ピアノ鑑賞をし...
ジャン・ロンドーは、まず闇をつくった2026.03.25 23:00東京文化会館小ホールで、ジャン・ロンドーのチェンバロ・リサイタルを聴いた。私は今回で3回目のライブ演奏だった。今回のプログラムは、ほとんど知らない曲ばかりだったので、いつものように事前にChatGPTにプログラムを写して、少しだけ予習をしていた。17世紀フランスの作品が中心で、「...
辻井伸行で聴くラフマニノフ第2番は、やはり特別だった2026.03.18 23:00半年前、辻井さんのラフマニノフのチケットを、抽選を1度外して、一般発売の日にリベンジして秒で買った。(笑)家から府中の森まで、1時間半。決して近くはない。それでも行こうと思ったのは、辻井伸行さんのラフマニノフ《ピアノ協奏曲第2番》を、生で聴きたかったから。この曲は、私にとっておそ...
前提なしで、相手が見えるとき|『レンタル・ファミリー』レビュー2026.03.03 23:00あらすじ(ネタバレ薄め)「レンタル・ファミリー」という仕事がある。依頼主の願いに合わせて、家族の役割を演じ、人生の場面に立ち会う。仕事は“演技”のはずなのに、繰り返し関わるうちに、関係は少しずつ変質していく。フェイクとリアルの境界が、静かに揺れていく物語。
VRで行く19世紀のパリ『印象派画家と過ごす夜』2026.02.09 23:00VRで行く19世紀のパリ横浜で、印象派の展覧会を見た。といっても、ただの展覧会ではない。VRゴーグルをつけて、19世紀のパリへ行く展覧会だ。これは「IMMERSIVE JOURNEY」というシリーズの第2弾作品で、『Tonight with the Impressionists ...