勝つことが、自分を成立させる条件だった|『マーティ・シュプリーム』感想2026.03.16 23:00※ネタバレありますティモシー・シャラメ目当てで観に行って、見終わったあとに残ったのは「かっこよかった」だけではなかった。これは夢を追う青年の話ではない。勝つことが、自分の存在を成立させる唯一の条件になっている人間の話だった。
イーサン・ホークを見に行った『ブルームーン』2026.03.10 23:00イーサン・ホークが出ている。しかも監督は、リチャード・リンクレイター。それだけで、私には十分だった。実は、『嵐が丘』より先に、こっちを見に行こうと思った。内容を比較したというより、この組み合わせを先に見たい、と思ったのだ。私にとってイーサン・ホークといえば、やっぱりまず『ビフォア...
映画『ブーニン 天才ピアニストの沈黙と再生』|壊れても、鳴る。2026.02.25 23:00映画館を出たあと、しばらくエレベーターホールの前で立ち尽くしていた。泣きそうだった。人がいるから、こらえた。でも、身体が震えていた。
『ブゴニア』レビュー|設定を操る側になるか、信じ込む側で終わるのか2026.02.17 23:00※内容よりも“感じたこと”中心のレビューです朝、少し震えていた。アイデンティティが揺れている感覚。これまでの「設定」が、今の自分に微妙に合わなくなっている感じ。ふとカレンダーを見ると、新月だった。「ああ、脱皮中か」そう思って、私は映画のチケットを予約した。夜、自分の中の「新しい設...
英語で観たら、別の作品になった夜2026.01.29 23:00フィリピンの英会話の先生が、一本のアニメを勧めてくれました。私がよくアートの話をするからでしょう。「これ、絶対好きだと思う!」作品はNetflixで配信中の『プリズム輪舞曲(Love Through a Prism)』。1900年代初頭のロンドンを舞台に、日本人女性が美術学校へ留...
映画『モディリアーニ!』レビュー|値踏みから降りた瞬間に、創造は始まる2026.01.20 23:00この映画は、「モディリアーニの伝記映画」ではなかった。もっと正確に言うと、表現者が“値踏みの世界”から降りる瞬間を描いた映画だった。だから、刺さる人には異様なほど刺さるし、何も起きない人には、何も起きない。私は前者だった。
"Emily in Paris 5 " トレッドミルで完走。2025.12.26 14:39 明日のウェビナーのミーティングを5時間も行ったあとに、なぜか私は元気だった。疲れているはずなのに、不思議と頭が冴えている。こういう日に限って、なぜか続きが気になって仕方がないあのシリーズを観始めてしまうのだ。 そして、なんと10話まで完走してしまった。2日間で。集中というより、...
『エミリー、パリへ行く』シーズン5 一気見中。2025.12.25 12:28 『エミリー、パリへ行く』シーズン5が12月18日(木)よりNetflixで独占配信スタート。一気に10話がオープンになったので、現在、一気見の真っ最中です。 今シーズンは、前半は『Emily in Rome』で、舞台の多くがイタリアに。エミリーの仕事もローマを中心に展開していて...
映画『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行』レビュー2025.12.24 01:00映画『A Big Bold Beautiful Journey』を観てきました。友人の結婚式で偶然出会った、見知らぬ男女──デヴィッドとサラ。式の帰り道、デヴィッドの車のGPSが突然、こう問いかけます。「素晴らしい旅に出ませんか?」彼がその誘いに応じると、GPSは二人を再び引き合...
映画『エディントンへようこそ』──誰にも必要とされない男の末路2025.12.17 01:00⚠️ ネタバレ注意:本レビューは映画の結末まで言及していますはじめに──一人の男の内面の崩壊としてアリ・アスター監督の『エディントン』について、多くの批評はコロナ禍の寓話、陰謀論への警鐘、分断社会の風刺として語られる。しかし本稿では、そうした社会批判の視点ではなく、「一人の男の内...
GPTが私にお薦めするジョニデ映画。2025.12.04 12:41 先日、ジョニー・デップの展覧会へ思いがけず初日に行った話を母にしたところ、思いがけず「私、ジョニー・デップのファンだったのよ」と告白されました。(笑) 私は2010年頃から本格的に映画を観るようになったので、洋画ファン歴はまだ15年ほど。一方、母はもう60年近く映画を観続けてい...