ボイトレ前のガムのサイン or イギリス発音とアメリカ発音。

 ボイトレへ行く途中、どこからともなくガムを踏んでしまいまして、嫌な気分になりました。こんなこと、ありそうで滅多にはないですからね。フラットシューズが片方だけ脱げそうになりながら、ぺったんぺったんと歩き、ホーム、車内は吸着率がすごくなりましたが、ついてからようやく剥がしました。やれやれ。

 さて3回目の『Shallow』のレッスンです。発音の練習もしていったので、その先へ進めるかなと思ったのですが、最初歌ってみて、「R」の発音を気にしすぎになっていたようです。しかも、ブラッドリー・クーパーやレディ・ガガの声が太いですから、その音にも影響されて、こもりがちな声になってしまいました。今度は普通に歌って、Rの発音が来た時にRの音を出すという感じにしてみると、少しはましに。しかし、なんだか私の中で完成形の感覚がつかめないまま、「今歌ってみてどうだった?」と聞かれても、「んー。感覚がよくわかっていないですね。何が足りないんだろう?」と答えました。 

 先生がもっと大げさにやってみてというアドバイスをくださるのですが、大げさにやったところで、まだ何かわからない。

 次の指摘は、全体的にどの単語も音の出し方が短いと言われました。それでようやく気付きました! 「イギリス人の先生に習っているからだ!」ということに。

 前回の英会話レッスンのときに、forの発音について質問をしたら、「イギリス人は、『for フォー』だけど、アメリカ人は『for フォーーーーーォ』ってなるよ」と言っていました! 6年もイギリス人から英語を習っていたら、私も知らぬ間に、ブリティッシュアクセントが耳慣れてしまっていたのです! 嬉しい!(笑) 

 どの発音も、伸びが足りなく、短めになっていたのです。しかし、Shallowはアメリカの発音です。「もっとねちっこく伸ばす。アメリカ英語だから」と思うと、頭の指令も追いついてきて、ようやく変化させることができました。そのほか、「m」とか「n」のときに、唇を合わせてから発音するというのも、忘れがちなところです。シャローのシャも「sh」の子音が弱いです。

 歌もしかり、思い込みが邪魔すると行動できないんですよね。無意識の思い込みが外れた瞬間、いきなり音が変わったのです!

 そして、先ほど気づきました。行きがけにガムがついたのは、「もっとねちっこく、伸ばせ」というサインだったことに。(笑)