昨日お稽古のとき蕾だった桜が本日開花しました! やはり、開花すると全然華やかさが違います。お花さんが、桜とアルストロメリアの組み合わせにしていたので、2つの花メインにして、そのほか周りの葉を考えました。
昨日師匠が、アルカヤシを裏を正面にして生けていました。先生によっては「裏よ」っていう人もいるかもしれないけれど、私のところはこういうのもありだとおっしゃっていました。クリエイティブには正解不正解がないですからね。そういう方が師匠でよかったです。
実際、どうでしょう。真の従枝に生けたアルカヤシの色が、桜の色と調和がとれているように感じました。副には、広がりがちな葉をチョイスし、45度が自然になる角度を見つけたので、ちょうどいい感じに広がりを使うことができました。控には、副の3/4の長さにしたアルストロメリアを75度の角度で生けました。この時気づきました。75度の角度って、難しいと思っていたのですが、茎を75度というよりも、もっと先端のほうの葉の角度が75度になっていると、バランスが成立するということでした。
昨日生けた作品よりも、全然しっくりきます。かつて友人が言っていましたが、「人の中にすでに美しく感じるものという感性がインプットされている」と。基本形を守りながらも、あとは自分の内側に従って試行錯誤しながら、ぴったりなところを見つけていけばいいっていうわけですね。ファッションのコーディネートのときと同じだなと思いました。
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