雨の日しか出番のない長傘。
普段は折りたたみを愛用しているけれど、激しい雨のときだけは、どうしても頼りになる長傘を持ち出すことになります。出番が少ないわりに、長年連れ添った傘の手元(柄)を見ると、合皮の表面がポロポロと経年劣化して剥がれていました。
生地や骨組みは新品のようにきれいなまま。捨ててしまうのはあまりにも惜しい。
そこでAIに相談してみると、「合皮シートで張り替える」というアイデアを提案してくれました。元のボロボロになった革を一度きれいに剥ぎ取り、その上から新しい合皮シールを施工するスタイルです。
届いた合皮シールを手にして作業を開始。まっすぐな部分はスムーズに貼れたものの、問題は手元のカーブを描く曲線部分。どうカーブに沿わせるか悩み、再びAIに知恵を借りました。
返ってきたアドバイスは、「グリップテープのように帯状に巻いていく」という方法。AIはご丁寧に「約10メートル幅(あるいは10cm程度)の帯状にカットして」と、具体的な手順まで指定してくれました。その指示に従い、一巻き一巻き、丁寧に巻き進めていきます。
それほど難しい作業ではありませんでしたが、一番の難所は巻終わり、最後のフラットの部分はどうするか? そこだけは手を止めて1分ほどじっくり考えて閃きました。
そして、ついに完成。
仕上がりは少しだけ無骨でごっつい印象になりましたが、自分で手を動かして蘇らせた愛着も手伝って、「うん、まあいいでしょう!」と思える出来栄えです。
かかった修理代は、わずか600円。
新しいものを買う手軽さもいいけれど、お気に入りの道具に手を加え、工夫しながら命を吹き込んで使う時間は、ちょっとした豊かさを与えてくれます。
終わって空を見上げると、彩雲が美しく、東京湾上の空を彩っていました。
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