そろそろ、秋の深みのある色合いが恋しくなる季節だ。
巨匠のアートをそのままデザインするのではなく、モチーフを切り取るTシャツの制作を始めて、2日目。
今回はエドゥアール・マネの『クレマチスとカーネーションの花瓶』をモチーフに選んでみた。出来上がったデザインを眺めると、思わず笑みがこぼれる。当然のように、自分が今すぐ着たいと思える仕上がりになったからだ。
だが、秋の装いはTシャツ1枚では終わらない。羽織ものを重ねたとき、どんな表情を見せるのか。単に服を届けるだけでなく、一枚のTシャツから広がる「着こなしの物語」ごと提案してみたいと思った。
そこで、私の副脳ChatGPTの登場。
「今どきのコーディネートにして」と大まかに頼んでみたり、自分で細かくスタイリングを指定してみたり。こちらの指示に応えて、まるでファッション誌のワンシーンのような美しいモックアップを瞬時に描き出していく。その進化のスピードには、驚かされる。
ためしに「ケイト・モス風に」とプロンプトを入れてみると、画面には90年代の空気感を纏ったスタイルが現れた。少し甘めで、どこかエッジの効いた「甘辛コーデ」。懐かしの「グラマラス」の雑誌のページをめくったようで、懐かしいかんじににやりとした。
スキニーパンツが全盛期だった頃、自分もこんな装いをしていたなと、昔の記憶がふっと蘇る。
一方で、今のトレンドを反映させたワントーンコーデや、都会的なスタイリングを生成させると、一転して「今」の空気が立ち上る。シンプルで、洗練されていて、洗練されたカッコよさがある。「あ、これなら私も着たい」と思えるリアルなスタイリングだ。
あ、addidasを履いている。私の持っているシリーズに似ている。
過去のノスタルジーと、 contemporaryの空気感。AIとの共創を通じて、Tシャツ一枚からさまざまな時代やスタイルの物語が紡ぎ出されていく。
画面の中で生き生きとスタイルを提示するTシャツを見ていると、ふと確信に似た予感がした。
このTシャツはきっと、誰かの秋を素敵に彩ってくれるはずだ、と。
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