一つのプロジェクトが終わったので、文房具や梱包資材を収納する4段ケースを断捨離することに。
「よし、ケースごと捨てよう!」と中身を全部ひっくり返して整理していたら、底の方から懐かしいものがゾロゾロと出てきました。
それは、かつての旅の相棒たち。
フィリピンペソに、ドル、ユーロ、ポンド。そして「これどこの国のだっけ?」という謎のコインたちです。
「いつか使うかも」の「いつか」は、数年間訪れないまま眠っていました。
これ、どうしよう?
そこでAIに相談してみたら、「近くに便利な自動両替機(ポケットチェンジ)がありますよ」と教えてくれたんです。緑色の、駅とかで見かけるあの機械です。
よし、新橋まで行ってみよう!
…とその前に、外貨の写真をAIに見せてみると、目からウロコのアドバイスをもらいました。
「イギリスのポンドは旧紙幣だから機械が通らないかも」
「でも、ドルとユーロは使い勝手がいいから、次の旅のために取っておいたら?」
なるほど!
空港について、真っ先に飲むコーヒー代や電車賃として、財布に忍ばせておく。
「旅の始まりのお金」にするなんて、自分では思いつかない発想でした。
というわけで、ドルとユーロは手元に残し、それ以外を持って新橋へ。
じゃらじゃらとコインを入れていくと、
「認識できなかったコインが28枚あります。寄付しますか?」
との表示。
迷わず「はい」を選択。旅先でたまたま出会ったコインたちが、巡り巡って誰かの支援になるなら、それも素敵な旅の続きです。
案の定、旧ポンド紙幣は戻ってきました。フィリピンペソも。
でも調べてみると、ロンドンのイングランド銀行に行けば新紙幣に交換してもらえるのだとか。「またイギリスに行く口実」ができたみたいで、なんだか嬉しくなります。
さて、最終的にSuicaにチャージされた金額は……「約400円」。
思わず「これだけ!?」と笑ってしまいました。
でも、本当に引き出しから出てきたのは、400円分のお金ではなく、「これまで旅してきた時間」そのものでした。
次にヨーロッパへ行く時、今日残した20ユーロを使いながら、私は今日のこの片付けのことを思い出すはず。
片付けをしていたはずなのに、最後に手元に残ったのは、「また旅に出よう」という、小さな未来への切符でした。
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