アルテシマを育て始めて、20年近くなる。株分けを繰り返して、今は三代目。孫の世代まで来た。
最近、1年ほど育てていた株が急に元気をなくした。余計な葉を切り落として、上へ伸びる力を集中させてみた。それでも復活しない。
ある日、もう駄目元だと思って、土から出してみた。根っこを見たら、新しい根がまったく出ていなかった。
根をかなり切り落として、水耕栽培に切り替えた。しばらくすると、ずっと動きのなかった芽がふっくらと膨らんで、新しい葉が2枚、一気に開いた。
英会話のレッスンで、その話をした。先生と話しながら、根っこを確認するって、なかなか思い切れないですよね、という話になった。
そこで発覚したのだが、先生は来月1ヶ月間、家族でイギリスへ帰るという。7年育てているオリーブの木があるのに。最近、葉つきが悪いらしい。
「根っこみたらいいですよ」
「鉢を変えるといいとも聞いたけれど」
「鉢を一回り大きくすると確かに育ちはするけれど、そもそも根に元気がない場合もあるし。とにかく、一度鉢から出してみることはおすすめです」
じゃあ、そうしよう!とは、なかなかならないものだ。私も、鉢から出すのはもう最終手段だと思っていた時期があった。怖くてできない、という感覚。でも今年、一度やってみたら、なんだかすっと度胸がついた気がする。
それより何より、先生には別の問題があった。1ヶ月間、誰が水やりをするのか——その考えが、すっぽり抜け落ちていたのだ。旅のプランは完璧で、Claudeに渡して旅用アプリまで作ると張り切っていたのに、オリーブのことは頭になかったらしい。(笑)
アナログな自動給水グッズをおすすめした。紐をペットボトルに差し込んで土に挿すだけ。土が乾いたときだけ吸い上げる仕組みで、私はこれのおかげで旅行中も植物を枯らさずに済んでいる。観葉植物を育てている身としては、旅の心配材料はできるだけ消しておきたい。以前、たった5日間の旅行で給水に失敗して、帰ったら植物が瀕死だったことがある。復活してくれたから良かったけれど、あのときの胸の痛さは忘れられない。
そもそも、この日持っていく記事をぎりぎりまで迷っていた。最後に選んだのが、植物の話だった。
先生のオリーブに呼ばれたのかもしれない、とちょっと思った。
よかったね、オリーブくん。
🌱 レッスン中に給水グッズのリンクを教えようと思って、必死に調べていたのだけれど、見つからず。しばらくしてようやく見つけました。ここにも残しておこう。
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