いけばな お稽古 #4 ユキヤナギ・チューリップ・つつじ

 昨日のお花を改めて自分で生けてみました。師匠のように再現しようとしたら、やっぱり無理でして、(笑)真・副・控 の基本と、習ったことを思い出しながら、別の組み合わせで生けたバージョンです。つつじの位置がこれでよいのか? わかりません。


★本日のメモ

①お花は、外側に広がるのではなくて、どれも太陽の方向を向いている。

②つながりのあるように生ける。

③後から入る人は邪魔をしない。(真・副・控のあと)

④すべての葉を使う。(葉組をする)例えばチューリップの余計にカットした部分を使うとか。


 毎回、美しく生けられた花のシークレットが明らかにされて行くようです。どれも太陽の方向を向いているから、枝をくるりと回して、色が濃くなっているのを手前に見せるようにしていたんですね。枝はよく見ると、陽に当たっているほうは、濃くなるのです。確かに植物を育てていると、自分の部屋のほうに花を向けても、いつのまにか、太陽の方向に向いてしまうんですよね。

 つながりというのは、音楽で言えば、スラーな感じでしょうか。これも枝や葉を観察すると見えてきます。

 「あとから入る人は邪魔をしない」これは深いです。師匠が、つつじの間にユキヤナギをそっと入れたんです。実際に「失礼します」と言いながら。(笑) 嫁いだお嫁さんのように、そっと入って馴染むようにするかのように。何気に馴染んで、素晴らしいハーモニーでした。

 「花嫁修業に、お茶やお花をするのは、お茶とお花ができるようにすることが、目的ではないのかもね」と師匠。お稽古をしながら、「目には見えないものへの気配り力を高めていくもの」なのではないかと、私も感じました。自己基盤です。

 「わからなかったら、呼んでね」と言われまして、「早速わかりません」と言いました。つつじの枝がYの字になっていて、まったくどう真を挿したららいいか、わかりませんでした。

 まずは、奥行きを出すように生けてから、後方の主枝として、もう1本、つつじを指すことで、決まりました。花材が上級すぎて、やりがいがありすぎます。(笑)

 私と一緒にお稽古をしている30代の丸の内外資系金融にお勤めの女性は、本当に美しい方で、3年お稽古をされているようです。新米の私が入ったことで、なんだかいっきに上達し始めたようですよ! そういう相乗効果ってありますよね。なので、私が上達してきたら、新米を連れていかないといけません。(笑)

 この日は、2はい生ける日でしたので、たくさんお花をもって帰りました。次回は、3/30で、実はセミナーの直前に華道なんです。なので、習ったばかりの花をもって会場へ行き、そこで生けるつもりです。早速、仕事にも華道が生かせそうで楽しみです。