昨日は久しぶりの東京ディズニーシー。もうパークの地図は身体に染み込んでいて、アトラクションにはほとんど乗らずに、2周ほどゆっくり散策しているところだった。
午後17時半くらいになり、そろそろ最後の締めのライドのため、アプリを開くと「ピーターパン」が20分待ちになっている。母に言うと、「行きましょう!」とやる気だ。一瞬、TDLのピーターパンと混同していたようだが。(笑)
一体どこにディズニーシーの「ピーターパン」ができたのだろう? 不思議に思いながらGoogle Mapを開くと、そのときにいたアメリカンウォーターフロントのニューヨークデリからだと、1.9㌔?!。頭の中の地図で、「大体このあたりかな」と思って歩いてみても、Google Mapは全然違うところを指してくる。センターオブジアースを越えるところで、「海底に2万マイル」ライドをし、マジックカーペット(フェアリー・ティンカーベルのビジーバギー)のさらに奥だ。
やがて、見たことのないピーターパンの岩——ドクロ岩が見えてきた。そこでようやく、「ここが新しいエリアなのか!」と気づいたときには、もう午後7時近くになっていた。
「ピーターパンのネバーランドアドベンチャー」(所要時間約6分)に到着すると、待ち時間は40分待ちに伸びていた。仕方なく先に進んでみると、今度は「ラプンツェルのランタンフェスティバル」が20分待ち。そういえば、ラプンツェルも新しいエリアだという話を小耳に挟んだことがあった。
「ラプンツェルのランタンフェスティバル」のボートは、「イッツ・ア・スモールワールド」のようにゆっくりと進んでいく。塔の中を抜け、森を抜け、やがてボートは暗闇の中へ。次の瞬間、無数の黄金色のランタンが夜空を埋め尽くす光景が広がった。
「Wow...」
思わず小さく声が出た。映画のあのシーンが、目の前で再現されている。思ったより、ずっと綺麗だった。
無事にラプンツェルのアトラクションを終えて、戻ろうと思って歩いていると、次々と知らない美しい建物が出現する。そしてついに、アナ雪の街、「アレンデール・ロイヤルバンケット」の前に到着していたのだ。ピーターパンを探していたら、アナ雪に辿り着いた。
「あ!ここがアナ雪!」
最後の最後になってテンションが上がったが、もう夜8時近くになっており、あたりも真っ暗。「アナとエルサのフローズンジャーニー」の素敵すぎる建物(アレンデール城)が見えてきて、エンディングがやたら後を引く感じで終わった。
「出口の方はどちらですか?」とキャストに聞くと、「ずーっと左の方に沿って歩いて20分です」と言われた。
え、20分?! 80歳の健脚な母は大丈夫か? 孫の心配もしながら、途中で立ち止まり、LINEメッセージを何度もやり取りしているし、多分30分くらいかかって、ようやくエントランスの方に到着した。
あと20分くらいで「スターブライト・クリスマス」のショーが開催される時間だったが、雨も降っているし、流れに身を任せて、お土産もショーもパスして帰宅の途へ。
そしてこれが、天皇皇后両陛下にお会いできるタイミングに重なったのです。
後日談:新エリア「ファンタジースプリングス」とは
実は私が迷い込んだのは、2024年6月6日にグランドオープンした東京ディズニーシー史上最大規模の新テーマポート「ファンタジースプリングス」だった。
アラビアンコーストとロストリバーデルタの間に誕生したこのエリアは、約14万平方メートルの広大な敷地に、『ピーター・パン』『塔の上のラプンツェル』『アナと雪の女王』の3つのエリアで構成されている。
「ピーターパンのネバーランドアドベンチャー」は、3Dゴーグルをかけてボートに乗り、フック船長と海賊たちからジョンを救出する大冒険を体験できる。
「ラプンツェルのランタンフェスティバル」は、映画の名シーンである無数のランタンが夜空に浮かぶロマンティックなシーンをボートに乗って体験できるアトラクション。
そして、「アナとエルサのフローズンジャーニー」は、映画『アナと雪の女王』の名曲とともに、姉妹の心温まる物語をボートでたどるアトラクションだ。
次回こそは、しっかりと地図を確認してから、夜のチケットで新エリアを満喫したい。そして、今度こそ花火も見逃さないように!
ディズニーシーで1万7千歩も歩き、そして天皇皇后両陛下にお会いできたこの日。帰宅後、疲れるどころか、エネルギーが湧いてきて、つい夜中2時半まで仕事が捗ってしまったのだ。
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