ChatGPTの音声機能が大幅にアップデートで、英語のウォーミングアップ

 ChatGPTの音声機能が大幅にアップデートされた。画面に表示される文字が格段に大きくなり、音声もより自然で人間らしくなった。この変化を目の当たりにして、私は即座に「これは使える」と確信した。

 英会話レッスンの準備に早速活用してみることにした。「これから話す日本語を英語にして」とプロンプトを設定し、日本語を話すと瞬時に英語が音声で返ってくる。同時に、大きな文字で英語がスマホ画面に表示される。この視覚と聴覚の同時刺激が、記憶の定着を驚くほど促進することを実感した。

 再生ボタンを使って何度かシャドーイングを繰り返せば、レッスン中にテキストを見ることなく、自然な感覚で先生と会話できるようになる。不思議なことに、最初の会話がスムーズに進むと、その後の会話全体の流れも格段に良くなる。理想的なウォーミングアップが実現できるのだ。

 さらに感動的なのは、日本語特有の語順で話しても、AIが瞬時に英語の自然な語順に変換してくれることだ。「昨日、」から始まる日本語でも、英語では時間表現が文末に配置される「yesterday」として正確に処理される。この精度の高さには本当に驚かされる。

 この技術により、日本語での思考が瞬間英作文として機能するようになった。応用範囲は英語に留まらない。フランスを訪れる際も「日本語で話したことをフランス語にして」と指示すれば、即座にフランス語変換が可能だ。


 数年前、同様の機能を持つ翻訳ツールが数万円で販売されていたことを思い出す。今や無料版のChatGPTでさえ、それらの高価なツールを上回る性能を発揮する。技術の進歩により、私たちは本当に便利な時代を生きている。これからは、こうしたツールを効果的に使いこなすセンスが重要になるだろう。幸い、こういうことだけは得意である。(笑)