先週に続き、新しいKindle絵本をリリースしました。
今回のテーマは、「問いのベクトル」。
あなたの問いは、過去に向いていますか?それとも未来に向いていますか?
私はこの違いに気づいたとき、問いの方向性は、その人の“時間軸の流れ”と深く関係しているのではないかと思いました。
つまり、「過去から未来」へと時間が流れている人と、「未来から今」へと流れている人では、問いの立て方がまるで違うのです。
どちらが良い・悪いという話ではありません。
人は誰しも、どちらの時間感覚も持ち合わせているはず。
ただ、私はどちらかというと「未来からの問い」が多いタイプ。だからこそ、今回の絵本では、そんな“未来視点”を持つ「フクロウ」のキャラクターに、そのまなざしを託しました。
ちなみに今朝、英会話の先生(フィリピン出身)にこの絵本を朗読したところ、そこからとても深いディスカッションに発展しました。あなたの中に問いが生まれることでしょう。
ぜひ、Kindleでお手に取ってみてくださいね。
「未来って、どこからやってくるの?」
──そんな問いから始まる、
ちいさくて、深い“ふたつのルート”のものがたり。
地図を広げて進むシマウマと、
まだ描かれていない道を感じとるフクロウ。
ふたりが選んだ“時間の歩き方”はまったく違うけれど、
やがて山頂で、ふたつの道が交差します。
この絵本は、
未来を「過去からの延長線」として考える人にも、
「まだ見ぬ未来と今を一致させようとする人」にも、
そっと語りかけてくる、
“問いの方向”を描いた物語です。
大人にも、こどもにも。
読むたびに、自分の歩いている“時の構文”に気づかされる一冊。
静けさのなかで、未来が聴こえてくる本です。
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