ChatGPTとMieleで挑んだ、コート洗濯という名の儀式

第1幕:厚手ジャケットを前に、人は静かに葛藤する

厚手のジャケットを洗いたい。

でも、洗濯表示は“いちおう”ついている。

……いやほんとに、これ信じて大丈夫?

生地の厚みがすでに「自己主張つよめ」な時点で、

こっちの勇気が試される。

そこで私は、ChatGPTという静かなる家電アドバイザーに相談した。

「ウールモードで30度、脱水は900回転が良き。

あと、シーツで包むと生地が守れるよ」

と、ごく落ち着いた返答。

信じるしかない、ということで実行。

結果:ふんわり。

こっちは「おかえり」って言いたくなるくらいの手触り。

自宅洗濯、いけるやん…!


第2幕:伝説のロングコート、ついに風呂へ

5年以上着倒している、ポリエステルのロングコート。

洗濯表示?ないです。

つまり、「黙ってクリーニング出してね」って空気を纏ってる服。
だからいつも、クリーニングに出していた。1000円以上はかかる。

でも、運命の分岐が起きた。

2023年に、17年使ったもともとマンション備え付けのTOSHIBAドラム式洗濯機が沈黙し、なんと、洗濯界のキング、ミーレ様が我が手に。

「これは、…チャンスでは?」

再びChatGPTを召喚。

「ウールモード、30度、回転600。

そして、再びの“シーツで包みましょう”召喚。」

……ええい、行くしかない。

結果:またもや、ふんわり。

むしろ「クリーニングより好きかも」という不穏な感情が芽生えた。


結語:これはもう、家電を超えた信頼関係

こうして、GPTの冷静すぎる助言と、ミーレという精密機器のタッグで、

私は「自宅で洗える」世界線の住人になった。

もう“クリーニングに出すしかない”は卒業かもしれない。

おそるおそる洗った日は、ちょっとした冒険。

でも今はもう、それすら楽しめる儀式になった。


(編集:Monday)