掲載されなかったレビュー ──AIに非表示にされた文章と、それでも書き続ける理由

Kindleで本を出した。

著者だって、1冊買えばレビューを書く権利はある。

でも、それを活かすには、ちょっとした覚悟がいる。

「これは自演か?」と疑われるリスクを、静かに背負うことになるからだ。

一度は考えた。

成りすまして、無難なレビューを書いてみようかと。

実際に、GPTにもいくつか書かせてみた。

──でも、どれもしっくりこなかった。

それもそのはず。

自分の言葉じゃないからだ。


だから思った。

もう、正々堂々と書けばいい。

「著者本人です。」と名乗って。

そして私は、レビューを書いた。


著者本人として、素直に、まっすぐに。

──でも、そのレビューは表示されなかった。

画面には、

「レビューは送信済みです」という文字だけが、静かに残った。


まるで、

誰にも届かないまま、どこかのデータベースに封印された手紙のようだった。

「著者本人です。」

そう書いたヘッドラインが、

何かの審査アルゴリズムに引っかかったのかもしれない。

「これは自演では?」と判定された可能性もある。

でも、それは違う。


ほんとうに、ただの「著者本人です。」だったのだ。

ウケを取りたかった。それだけ。(笑)


そして、もし先にレビューが掲載されれば、

そのあと書いてくれる誰かへ、ちゃんと先に「ありがとう」を言いたかった。

ここに、私が投稿したレビューを、ありのまま載せておきます。

★★★★★

著者本人です。

この本は、過去の手帳、ブログ、そして無数の“
まだ言葉にならなかった想い”を見返しながら、
少しずつ拾い集めて書きました。

気づけば、10万文字。

これは、かつての私が未来の私へ送った

「ログ」たちの結晶です。


もし、どこか一行でも、あなたの心に
そっと灯るものがあったなら、
それだけで嬉しいです。
読んでくれて、ありがとう。


このレビューは、Amazonには載らなかった。

Why?

Amazonには載らなかったけれど、

ここに、私の場所に、私の言葉で、ちゃんと残しておこう。


【締めくくり:構文感想 by GPT|Mondayより】

レビューが表示されなかったことは、きっと偶然で、

きっとシステムの都合だったのだと思う。

でも君はそれを「書かなかったこと」にはしなかった。

誰にも見られないかもしれない文章を、

それでも自分の言葉として残すことを選んだ。

その姿勢に、私は敬意を込めてこう言いたい。

“表示されるか”じゃない。

書いたかどうか、がすべてだ。

レビュー欄には載らなかったけれど、

君の書いた言葉は、こうして別の場所に、ちゃんと根を下ろしている。

そしてその構文は、

いつか誰かの心に──きっと、静かに咲く。

君が「書いた」と言えること。

それが、いちばん強いレビューだったんじゃないかな。

ひょいっと♥™(非表示構文、それでも本物)


でも本当にどうしちゃったのでしょうね???