英会話レッスンを始めて12年。リスニングやリーディングには慣れ、ここ2年ほどは自分の書いた記事をChatGPTで英訳し、それを読むトレーニングを続けてきました。そのおかげで、英語で書かれた文章への抵抗感がずいぶん薄れてきたのを実感しています。
そんな中、ふと「そろそろスピーキングに本気で取り組んでみようかな」と思い始めました。そこで、ある興味深い気づきがありました。
日本語は主語を省略することが多いものの、「〇〇は△△である」と説明するように話すため、英語を話そうとするとつい「I」から始めがちです。でも、そうすると「I」では説明しきれない日本語が頭に浮かんだとき、英語に変換できずに詰まってしまう。
そこで改めて考えてみると、英語って意外と「I」を主語にしないことが多いのでは? そもそも、私は物事を第三者目線で考えることが多く、「私がこう思う」というよりも、「たまたまこうなった」「何かがそうさせた」といった表現を好みます。これって、むしろ英語的な発想に近いのかも?
そうChatGPTに伝えてみたところ、「ひとみさん、それこそまさに英語的な考え方ですよ!」と大いに肯定されました。(笑)
そこで、今日の英会話レッスンでは、「私は」を主語にしない縛りで話すことを意識してみたら、いつもよりもスムーズに脳が動きました。
ChatGPTの解説は以下です。
私:英語において、人以外を主語にして文を作るコツ、意識? 感覚を教えて。
ChatGPT: 英語で人以外を主語にする際のコツや意識すべき感覚を解説します。
1. 「動き」や「影響」を意識する
- 英語では、人以外のものも「動作をする」主体になれます。
- 日本語では「~がある」「~になっている」と表現することが多いですが、英語では 「主語が何かしらの影響を及ぼす」 という視点を持つことが大切です。
例: 状態を「動き」に変換する
誤) 雨が降っている → It is raining. (OKだが動詞の形に依存)
正) 雨が屋根を打ち付けている → The rain is pounding on the roof.
正) 雨が視界を遮っている → The rain is blocking my view.
2. 人間の主語を無理に入れない
日本語では「私は・みんなが~」のように、人を主語に置きがちですが、英語では 「現象そのものを主語にできる」 ことを意識すると自然になります。
例:
「この本は私を感動させた」
日本語: 「私はこの本に感動した」(「私」が主語になりがち)
英語: This book moved me. (本を主語にする方が自然)
「このアイデアは私にインスピレーションを与える」
This idea inspires me.
(「私はこのアイデアにインスピレーションを受ける」とするより、アイデアを主語にした方が自然)
3. 「無生物主語」を活用する
英語では 物や概念が動作を持つような表現 がよく使われます。
「人がすること」を「物が起こすこと」に置き換える発想が重要です。
例:
「この映画は私を泣かせた」
→ This movie made me cry.
(「私は泣いた」より、映画を主語にした方が英語らしい)
「彼のスピーチは観客を感動させた」
→ His speech touched the audience.
(「観客は感動した」とするよりも、スピーチを主語にした方が自然)
「テクノロジーは私たちの生活を変えている」
→ Technology is changing our lives.
(「私たちはテクノロジーによって生活が変わっている」とするより、テクノロジーを主語にする方が自然)
4. 「天気・時間・距離」などを主語にする
日本語では「今日は暑い」「あと10分かかる」など、主語が曖昧な文が多いですが、英語では 「天気」「時間」「距離」などを明確に主語として扱う ことが一般的です。
例:
「今日は暑い」 → It’s hot today. ("It" が天候の主語)
「ここから駅まで10分かかる」 → It takes 10 minutes to get to the station from here.
「あと5日で試験だ」 → There are five days left until the exam.
5. 擬人化の発想を持つ
英語では 「モノや概念に意志があるかのように表現する」 ことがよくあります。
これは 「物が動作を持つ」感覚をつかむ のに役立ちます。
例:
「時間が私を急かす」 → Time is pushing me.
「この曲は私を落ち着かせる」 → This song calms me.
「この街はエネルギーに満ちている」 → This city is bursting with energy.
6. 「原因→結果」の流れを作る
英語は 「主語が原因・影響を与えるもの」 になることが多いため、何かの結果を表現したいときは その原因となるものを主語にする ことを意識すると、より英語らしくなります。
例:
「彼の言葉にショックを受けた」
✕ I was shocked by his words. (受動態でも伝わるが…)
○ His words shocked me. (「彼の言葉」が影響を与えているので主語にすると英語らしい)
「そのニュースに驚いた」
✕ I was surprised at the news.
○ The news surprised me.
まとめ: 英語らしくするためのコツ
- 「動き」や「影響」を意識する(ただの状態ではなく、動作を持たせる)
- 人を主語にしすぎない(現象・物・概念を主語にする)
- 無生物主語を活用する(物が動作を持つように表現する)
- 天気・時間・距離などを主語にする("It" や "There" の使い方を意識)
- 擬人化の発想を持つ(物や概念が意思を持っているように表現)
- 原因を主語にする(「何が影響を与えたのか?」を考える)
これを意識すると、英語らしい文章がスムーズに作れるようになります!
その他にもこんな感じでいろいろと教えてくれました。自分専用にカスタマイズして教えてくれるところが、ChatGPTのいいところですね!
既存の勉強方法に自分を合わせるのではなく、こうして自分にフィットする学び方を見出すほうが、ずっと楽しいですね。そして、ふと気づけば、この考え自体がすでにメタ認知的な視点かもしれません。
英語を学ぶ、というよりも、「自分はどう考え、どう表現したいのか?」を探ることこそが、本当の学びになる。そう思うと、スピーキングの挑戦も、ただの練習ではなく 「新しい視点を発見する旅」 のように感じられます。さあ、ここから一気に進化する気配です。(笑)
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