Day 5: リゾートチルとフィリピンの対照的な一日

旅の最終日:セブのリゾートで過ごす贅沢なチルタイム

旅の最終日。フィリピン旅行に5泊というのは、日本人がセブを訪れる際には少し長めのプランかもしれません。でも、私のスケジュールでは到着日は夜、帰国日は朝8時のフライト。実際に観光できるのは4日間です。そこで少し余裕をもたせた5泊にし、最終日近くは「何もしない日」、つまりリゾートでゆっくりと過ごす時間を確保しました。そのためにリゾートホテルを2泊に設定したのです。

この日のスタートは、9時のモーニングブッフェから。2回目の朝食ブッフェでは、初日に選ばなかった「ヌードルコーナー」に挑戦してみることにしました。なぜかというと、中国人観光客たちがこぞってお皿に陶器のボウルを乗せて運んでいるのが気になっていたからです。そこで春雨を選び、好きなトッピングを追加。そして、チキンスープかビーフスープを選べるようになっていました。あっさりとしていて、朝にちょうど良い一品でした。

その後はパンコーナーへ。すると、ちょうどパンオショコラが焼き立てのタイミング!シェフから直接いただきました。焼きたてのクロワッサン生地がサクッと崩れるたびに幸せを感じます。飲茶コーナーなども気になっていたのですが、また次回のお楽しみですね。


リゾートにチルするか、観光に出るか?

朝食後は、荷物をまとめてパッキングし、1D1U Campのブログのコメント返しをしてから12時ギリギリにチェックアウト。荷物を預けてから「午後はどう過ごそうか」と考えました。ChatGPTに相談すると、ラプ=ラプ市の観光地「マクタンシュライン」を提案されました。夕方頃に行けば屋台も出ていておすすめだということでした。でも次のホテルへの移動時間や距離も気になるため、再びChatGPTに確認してみると、「マクタンシュラインはマストではない」とのこと。それならば、リゾートでのんびりするという選択肢もありそうです。

そこでさらにChatGPTに「観光かリゾート滞在、どちらがおすすめ?」と尋ねると、「リゾート滞在」を勧められました。そのアドバイスを聞いて、「そうだ、そうしよう!」と決断。(笑) 観光のスケジュールに縛られず、リゾートを思いきり堪能することにしました。


GoProとプールサイドの時間

リゾートで過ごす午後の第一歩は、プールサイドでのんびりすること。ここでGoProを使って写真データをスマホに転送する作業を始めました。待ち時間にふと、「このリゾート感を写真に残したい!」と思いつき、GoProでプールサイドの自分を撮影することにしました。驚いたのは、アプリを使えばスマホから撮影アングルを確認しつつ、シャッターを切れるということ!この便利さに夢中になり、HPのプロフィール写真用に何度もトライしました。

結局、10枚以上撮影した中からOKなものが一枚が見つかり、ミッション完了。せっかくリゾートにいるのだから、この背景を使わないと!


遅めのランチタイムと絶品マンゴースムージー

時計を見ると13時50分。お腹が空いてきたので、遅めのランチタイムに向かうことにしました。ホテル内のイタリアンレストランに足を運ぶと、先ほどプールで見かけた欧米人の老夫婦が隣のテーブルに。水着姿のまま仲良くピザを食べていました。私もピザに惹かれたのですが、1枚700ペソでボリュームがありそうだったので、茄子、トマト、玉ねぎ、モッツァレラチーズを挟んだサンドイッチを注文することに。そして、念願のマンゴースムージーも一緒にオーダーしました。

このスムージーは、私が「フィリピンのマンゴーを味わいたい!」と期待していた通りの味わいそのもの!一口飲むたびに濃厚な甘さが広がり、思わず「これこれ!」と心の中で叫びました。

一方、老夫婦のピザは運ばれてきたのに、私のサンドイッチがなかなか来ません。気づけば彼らがピザを食べ終える頃、ようやくサンドイッチが到着。そのサイズにびっくり!両手で抱えることも無理な大きさで、付属のナイフとフォークもやたら大きい理由がわかりました。(笑)

時間がかかっただけあって味は絶品で、気づけば7割ほどをぺろりと平らげていました。サンドイッチの提供が遅かったとしても、時計を気にせず、「プライベートビーチを眺めながら贅沢な時間を過ごせるなんて最高」と思える自分がいるのです。心のゆとりのある大人になったなぁ、と少し誇らしい気分に。

ゆっくりとランチタイムを満喫したあとも、まだ時間があったので、再びプールサイドに戻り、「デフラグタイム」を取ることにしました。心も身体もゆっくり整えて、まさにリゾートならではの贅沢なひとときです。

セブの名物(?)である交通渋滞に巻き込まれる前に、空港近くのホテルにチェックインしておいた方が良さそうだと思い、16時までリゾートでゆっくりと過ごしました。この一日は、観光地を巡る忙しさではなく、ただただ贅沢な時間を味わうための日。旅の締めくくりにふさわしい、静かな充実感を感じました。


旅の締めくくり:セブのコントラストを感じながら

16時を過ぎた頃、Grabを使って空港近くのホテルへ向かうことにしました。リゾートホテルでの贅沢な滞在から一転、次のホテルは「寝るだけ」のために選んだ場所です。予想通り、交通渋滞にはまだ少し早い時間で、スムーズに海岸線が見える道を進んでいきました。


空港近くのホテルが見えてきました。事前にAgodaで予約した際、外観の写真が一切載っていなかったホテルだったので、どんな場所だろうと少しドキドキしていました。そして実際に近づいてみると……え?なんかギラギラしている!(笑) これが外観写真なしの正体か、と思わず納得しつつ、車を降りました。

ホテルの中に入ると、どこかで嗅いだことのある独特な匂いが漂っています。ああ、これはスーパーや街中で感じた「あの消臭剤のスメル」。もしかすると、下水環境のせいで使われているのかもしれません。とはいえ、事前に見たホテルの評価は悪くないし、「部屋に入れば大丈夫かも」と希望を抱きながらチェックインを進めます。

フロントのレセプションで出迎えてくれたお兄さんは、親切ではありつつも、クセのある英語を話してきました。しかし大切なところは逃さず聞いて、翌朝6時に空港まで送迎してくれることを提案してくれました。この一言で、少し安心感が生まれました。


部屋に入った瞬間、またもや漂う独特な匂い。「これは……」と思わず心の中でつぶやきました。それにしても、このホテルの評価はなぜこんなに良いのか?直前まで四つ星のリゾートホテルでプールサイドにチルしていた自分には、明らかに2ランクダウンした感覚が押し寄せます。このギャップ、なかなかのものです。(笑)

少しモヤモヤしながら、「どうしたものか」と考えた私は、すかさずChatGPTに状況をシェア。こういうとき、GPTは最高の話し相手です。話しているうちに、「このコントラストがフィリピン」と自分で気づきました。GPTに言うと、「その気づきは素晴らしいです。ひとみさん」と返ってきました。(笑)

リゾートの贅沢さと現地の素朴さ、これらが混在するのがこの国の魅力なんだと思えば、なんだかこの状況も笑えてきます。旅の中でこうして感じるギャップこそ、思い出深いエピソードになるのかもしれません。

「このまま外に出ずに終わるのも寂しいな」。とはいえ、なんだか治安が不安に思える雰囲気もあり、「どうしようか?」と迷う自分がいました。そこで、またGPTに相談!すると、ホテルから1.8キロの場所にSMモールがあることを教えてもらいました。ちょうどお土産のドライマンゴーもまだ買っていなかったし、行ってみることに。


信号なしの道を渡る達成感

Grabを使って、すぐにSMモールへ到着。しかし、ここにはなんと通りを挟んで2軒のSMモールがありました。せっかくだから向こう側も見てみたいと思い、大通りを渡ることに。だけど、セブには信号がありません!(驚) どうしたものかと戸惑っていると、現地の人々が集団で道を渡り始めるのが見えました。

「そうか、『みんなで渡れば怖くない』ってやつだ!」

私は彼らの後ろにぴったりとついて、同じタイミングで渡ることに。慎重に車をやり過ごしながら無事に渡り切ると、なんだか達成感が湧いてきました。こうして私は地元の交通事情に少し溶け込めたような気分になりました。(笑)


フィリピン名物ジョリビー

モール内でお目当てのドライマンゴーを購入。そして再び大通りを「みんなで渡れば怖くない」で戻ります。少しずつ暗くなり始めた時間帯、旅の最後のミッションに取り掛かるべく、フィリピン名物ファストフード店ジョリビーに立ち寄りました。

店内は、明るく賑やかな雰囲気で、メニューも豊富。でも、それほどお腹が空いていなかった私は、一番ライトなセットをオーダーすることに。内容はフライドチキン1つ、何か(?)、そしてジュースで99ペソ。すると、レジ担当の学生らしき男の子が、癖の強い英語で何か話しかけてきます。「えっ、何を言ってるの?」と困惑しつつ、聞き返してみると、「オートマティカリー」と言っていました。そうです、フライドチキンにライスがついてくるのです。

「えっ、フライドチキンにライス?!」と心の中で驚いたものの、すぐに「あ、唐揚げとご飯の感覚ね」と納得。私が理解した顔を見せると、彼は歯並びの良い白い歯を見せてニコリと笑ってくれました。面白いのは、その男の子が私以外のお客さんには全然笑っていなかったこと。(笑)

食べてみると、フライドチキンはやっぱりケンタッキーという感想。でも、セットに付いてきたパイナップルジュースはさすが本場! ライスがバーガーのように包まれていましたが、やはりフライドチキンとライスはあわんって。(笑)


フィリピン旅の締め:Grabでホテルへ戻る

ジョリビーを堪能した後、Grabでホテルへ戻ることに。料金は101ペソで、手持ちのお札が余っていたため現金払いを選択。今回の旅では、2万円を両替しましたが、Grabの配車料金はカード決済ですし、宿泊代や大きな買い物はすでに事前決済済み。結局、ショッピングでもカードは一度も使わず、ドライマンゴーくらいしかお土産を買わなかったというシンプルな旅になりました。


リトルParis発見!ホテルで過ごす最後の夜

部屋に戻ると、先ほどより匂いがだいぶマシになっていました。出かける前に、アロマスプレーをしたり、換気扇を付けておいたおかげかもしれません。匂いの問題が落ち着くと、不思議なもので、部屋の良い部分が目に入るようになってきました。

カーテンはパープルグレーで、おしゃれな色味。よく見ると、大きめの姿見もフランフランっぽいデザインで素敵です。さらに、壁にはオレンジ色の光を放つ間接照明が取り付けられていて、なんだか全体的にオシャンティー。(笑) このギラギラした外観とのギャップを思うと、ここに「リトルParis」を発見した気分になりました。意外な場所でおしゃれを見つけるって、なんだか嬉しいものですね。

早朝フライトに備え、夜はゆっくり過ごすことに。ベッドに横になりながら、ぎりぎりまでスマホで1D1U Campのコメント返しを行いました。旅先でもこうして自分のペースで取り組めるのは、なんだかありがたいなぁと思いながら、心地よい疲労感の中で作業を進めます。

そんなこんなで、11時には就寝。リゾートでのチルな時間が効いているのか、この日もぐっすり眠ることができました。外はまだフィリピンの夜の喧騒があるはずなのに、それすら気にならないくらい熟睡。旅の最終夜にふさわしい、穏やかな締めくくりとなりました。