Art-T AW (ロンT・裏起毛スウェット)新作

 今週末の雑誌掲載に向けて、2024年秋冬コレクションの新作をデザインしました。秋冬らしい雰囲気を大切にしたいので、季節感が強く出るお花のデザインは避け、選ぶ絵画にも慎重になりました。その中で、2着のデザインを完成させました。


1, ロートレック オーガニックコットン ロンT

ベル・エポックの華やかな夜を思い起こさせる、アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックの名作「Mademoiselle Eglantine’s Troupe(1896年)」を大胆に取り入れたロングスリーブTシャツが登場。ムーラン・ルージュの躍動的な踊り子たちが、まるで布の上で踊っているかのような印象的なデザインです。

 オーガニックコットンの素材がとても着心地が良かったので、この生地で何かデザインをしたいと思い、ロートレックの黄色がアクセントになった絵を選びました。画家名と作品名を入れてみたのですが、この作品にはすでに文字が描かれていたため、そのままのデザインに落ち着きました。


 2着目は、パウル・クレー(Paul Klee)の作品です。クレーの絵は、どちらかというと冬の素材と相性が良く、温かみのあるデザインにぴったりです。


2. クレー 裏起毛スウェット Hammametのモチーフ(1914年)

パウル・クレーの代表作「Hammametのモチーフ(1914年)」を大胆にあしらったスウェットは、クレーの描く異国の風景と鮮やかな色彩感覚が一枚の布に息づいています。

 クレーの名前がないとわかりにくいので、デザインに画家の名前を加えてみました。また、数あるフォントの中から、Paul Smithのような手書き風フォントを選びました。(笑)こちらは、裏起毛スウェットですので、冬でも暖かく着ていただける素材になっています。

 これからも引き続き、さまざまなデザインに取り組んでいきたいと思います。もし「この画家の絵を使ってほしい」というリクエストがありましたら、ぜひお知らせください。当ショップではリクエストにもお応えしておりますので、皆様からのご提案をお待ちしています。