ロートレック展 時をつかむ線 - SOMPO美術館

 英会話レッスンの前のビルの美術館で「ロートレック展 時をつかむ線 」が開催されています。9/23に終了してしまうので、本日足を運びました。

 ロートレックの絵をTシャツのデザインに使いたいと思い、よくパブリックドメインのサイトでチェックしていましたが、実際に原画を観られる機会があるなんて、デザイナーとして行かないわけにはいきません! 

 チェックしていた絵すべてと対面できたことに、感激しました。原画が想像以上に大きかったことにも驚きましたし、ロートレックがとても小柄なのは、13歳のときに左脚を、14歳で右脚を骨折、以降下半身の成長が止まってしまったことが理由です。さらにアルコール依存症で、36歳という若さで脳卒中により亡くなったことも初めて知りました。

 ロートレックといえばキャバレーの絵が有名ですが、実は舞台ポスターや本の表紙など、商業的な作品も多く手掛けていたのです。それにもかかわらず、金銭的には苦労していたといいます。また、ゴッホとも交流があったそうで、ゴッホがロートレックより11歳年上だったことにも驚きました。さらに、ゴッホが画家たちのユートピアを作ろうと考えていた際に、ロートレックが「アルルにしたら?」と提案したというエピソードも興味深かったです。

 今回は損保美術館を訪れたので、ついでにゴッホの「ひまわり」も見ることができ、感動しました。特に、油絵具の立体感を直に感じられたことが大きかったです。「ひまわり」の花がまるで3Dのように浮き上がって見えるのは、ネットで絵を見るだけでは決して気づけないことでした。


さて、ロートレックの絵です。写真を撮ってよいものがいくつかありましたので。

 こちら、私のショップにもある絵です。思ったよりも大きな絵で驚きました。指を入れて大きさがわかるようにしていますが、遠近法になってしまっているので、実際はもっと大きいです。

 こちら、Art-T & Thingsのロートレック裏起毛スウェットです。

こんな感じで、結構大きいですよね。

ロートレックって、印鑑みたいな可愛いサインがあるんですよ。

 こちらもありましたが、写真は撮れなかったので、パブリックドメインの絵です。説明で気づきましたが、医者はハンマーと工具箱を持っていたんですね! だから看護師さんがびっくり顔になっていたのですね。これはユーモアを交えて描かれたそうです。

 そして、どのフォントもエレガントで、ロートレックのセンスの良さが光っていました。ロートレックの原画を観たことで、これから作るArt teeにも変化が生まれそうです。

 ギフトコーナーには、たくさんのグッズがありました。やはりロートレックのTシャツは、オシャレに決まりますね! 私も右のデザインを使って作ろうかな。(笑)こちらは、ベージュ地のTシャツにこの絵が印刷されているだけのものでした。それでも十分、インパクトはありますね。

 3フロアー分あり、ロートレックによる紙作品の個人コレクションとしては世界最大級のフィロス・コレクションより、約240点あります。ロートレック展は、9/23までです。