映画『2001年宇宙の旅』IMAX鑑賞。

「この映画はね、ストーリーというよりも、音楽、ビジュアルを楽しむものだね。特に最後のエンディングは、いわゆる映画とは違うものになっていて、超深いよ!」と英会話の先生が熱く語っていました。1968年の映画ですが、この2週間だけIMAXになって帰ってきたー!!!

 どうやら難解もしくは、寝てしまう映画らしいので、事前にアマゾンプライムで鑑賞することにしたんです。セミナーをやった後で、全力を出し切った後ですが大丈夫でしょうか?! 東京に来ていたリピーターのクライアントさんと一緒に鑑賞です。せっかくなので、家の壁最大限を使い、プロジェクターでマックス上映。

 と思ったら、再生ボタンを押したのに、何も出てこない?! あれ??? と言ってる間に映画配給会社のタイガーのマークが。始まっていたの?! もう一度再生。あれ??? 3回目再生して気づきました。最初の3分は真っ暗で、音だけ「ビーーーーーーーン」だだったのです。その音が奇妙すぎて、何かの周波数のメッセージがありそうな音で、おどろおどろしい。のっけから想定外すぎ。これもキューブリック監督のメッセージか?!

 と思ったら、サルが出てきまして、20分間。(笑) やがて、ストーンヘンジで見たような、一枚岩がサルのまえに「ドン」と。モノリスというらしいです。ますます謎?!それから、そのモノリスに触れたサルが、骨を道具として使い始めるシーンへ。なんと、そこで言いたかったことは、400年万年前、人類が初めて道具を使った日を表していたのです。

 それから、400万年後の人類はというと、宇宙へ旅をしていました~。月探索の旅ということで、その理由は、月に伝染病が蔓延しているらしいから、その調査ということで。しかし、実際は「モノリス」が月で発見されて、その調査だったのです?! 

 それから18か月後、人類は木星を目指していました。なぜなら、その月のモノリスが、木星に電波を発しているからというので、その調査です。でも、実はそのことは船員には伝えておらず、スペースシャトルを運行する「ハル9000」といういわゆるAIだけが知っていたことで、これがすごいことになっていきます・・・。

 ハルがクルーと話す場面があるのですが、「ちょっと込み入った個人的なことを聞いてもいいですか?」から始まりまして、話していきながら、自分だけが秘密を知っているようだと、ハルは悟り、完全無欠のAIだからこそ、自分のミスがばれてはいけないと、船員たちにウソのエラーを知らせたり、嘘の上塗りが始まり・・・。AIなのに自我暴走?! ここからが怖いので、本当に観てほしい。(笑)

 それでいろいろとありまして、最後はクルーの「デービット」が、なぜかロココ調の部屋にいました。最後は赤ん坊に。スターチャイルドというようですが。


 1回目観たとき、眠りやしませんでしたが、評判通り意味がよくわかりませんでした。なので、映画の後にすぐ町山さんの映画解説を1時間ほど観て、ようやくわかってきました。そのあともう一人映画解説動画を観て、グーグルでも色々調べまして、それで今日のIMAX鑑賞に至りました。下準備に6時間! 映画好きの母も連れて、3時間の上映。途中「休憩」があり、母とキャラメルポップコーンを食べました。

 母が寝てしまわないかと英会話の先生が心配していましたが、(笑)母は20代のころリアルタイムで『2001年宇宙の旅』の本を読んだことがあると言っていました。その翌年、月面着陸があり、ヨーロッパ旅行先でその映像を観たから、よく覚えているのだそうです。なので、『2001年宇宙の旅』の良さをかみしめながら、寝ないで完走! 73歳、とても怖かったそうです。間髪入れずに『猿の惑星』のほうを薦められました。(笑)

 映像はシュールとサイケ。ストーリーは、人間とAIと宇宙人と時空のつながり。テーマは次元上昇。音楽は電子音とクラシック。それにノーCG! 寒気のする映画でした…。でも後からどんどん語りたくなる! やばいです!!!(笑) 家のプロジェクターよりもIMAXのド迫力断然!11/1まで!