根まで気を配る境地。

 だんだんと温かくなってきましたので、背の高い観葉植物の身なりを整えることにしました。まずは、ポリシャス・ポリシャス・フルティコーサです。花の名前のわかるアプリで、写真を撮り、植物の健康状態をチェックしました。そのとき「台湾紅葉」という別名がついていたことに、今頃気づきました。また台湾では富貴樹といって、縁起の良い観葉植物として人気だそうです。さらに、芳香があると書いてあり、「なんで、メイプルシロップの香りがするのだろう?」と謎に思っていたことが、今頃クリアになりました。

 元気な状態ではあるようでしたが、毎年冬になるとせっかく大きく茂った葉が黄色くなり、半分くらい落ちてしまうという現象が起きます。葉の新陳代謝らしいのです。そして葉が落ちた茎から、また新しい茎が映えてくるので、毎年大幅なモデルチェンジとなるところも、なんだかおもしろいなと思いながら、手入れをしつつ長いお付き合いをしています。

 今回改めて調べてみてわかったのが、水遣りは5日に1回程度でよいというものでした。私は毎日水をやっていたのです。逆にいうと5日に1回程度ということは、1回にあげる水の量が、植木鉢の下から水が流れるほどとのこと。室内で育てているのもあって、そこまでは水やりしていなかったんですよね。ということで、先日購入した鉢底石を入れ、土を入れ直して、通気性の良い状態をつくってから水を大量に与え、葉水を行いました。

 この正しい水遣りで、今年の生育期はどこまで葉を増やしてくれるか?楽しみになりました。

 こちらは冬になる前に購入した、ガーデンシクラメンとビオラです。4か月目になりますが、シクラメンの状態も大変良いです。この鉢は鉢底に水が溜まる方式のものですが、水を貯蔵せずにつかっています。もしかしたら、普通の鉢よりも通気性が良いことで、ガーデンシクラメンの状態がかなりいいのかもしれません。鉢の中の状態が、いかに大切かがわかります。

 ビオラのほうは、たまに咲き終わた花をカットしては咲いて、カットして、また咲いてを繰り返しています。いつもビオラは花の丈が長くなっていくと、ビヨーンと垂れ下がりがちですが、今回は根の張り方がいいのか? 花の丈が長くなっても、上に向かって咲けている。あ、苗のポットに理由がありました。

 こうして、切り込みが入っているポットだと、根がぐるぐると周らない効果があると、たまたま視聴した園芸のYouTubeで話していたのでした。

 根は見えないし、うちの観葉植物は良く育っているので、そこまで考えたことはありませんでした!まさに目から鱗の情報です。鉢の中まで気を配れる境地になれれば、感性もさらに研ぎ澄まされそうです。