映画『危険なメソッド』鑑賞。

 『危険なメソッド』鑑賞してきました。

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 精神分析医ユングは、ヒステリーの治療のためやってきたロシアの娘ザビーナにフロイトの提唱する“対話療法”を試し、成功する。やがて、自らも精神分析学の道に進んだザビーナと不倫関係に陥り、ユングはフロイトとの関係にも亀裂を生じさせていく……。というユングとフロイトの史実に基づいた物語です。

 ユングとフロイトの間に、こんな事実があったとは驚きでした。それに、精神分析医であるユングも、ザビーナの誘惑に・・・。
 キーラ・ナイトレイの体当たりの演技が本当に凄かったです。それに、わたし、彼女の顔が好きなんですよね。ユングを演じるマイケル・ファスベンダーが、また、カッコイイ。フロイトも、実在しているような迫力。

 映画の中で、ユングは、対話療法で、ザビーナのトラウマを発見していくのですが、椅子の配置が前後という、対話の仕方で驚きました。そのほか、ユングとフロイトの夢分析のシーンがあったり、文通のやり取り、また、実際にフロイトの家で撮影されたシーンもあるのです。心理学が好きな方には、興味深い映画になっていると思います。



 心を扱うだけに、映画を見ている最中、観終わった後など、何とも言えない気分でした。それこそ、心だけが分かっている状態だったのでしょうか。感動したとか、よかったとか、素敵だった・・・と言うような感想で締めくくられるというよりも、余韻が続く作品でした。
 



そのほかyoutube

 心ってなんでしょうね・・・。心が何か抵抗している時が、一番聴いてあげなくちゃいけないときのように思っています。

 これ以上書くと、心の中が暴かれてしまうので、フロイトのように、言わずに筆をおきたいと思います。(笑)