『西の魔女が死んだ』 梨木 香歩

夕方にメルマガを書き終えて、夜のコーチングまで時間があったので

ディナー&読書 ということで、『西の魔女が死んだ』を持参して

ザ・ペニンシュラ東京へ行きました。


この前、小説好きのクライアントさんに、私が好きそうな本として

『西の魔女が死んだ』『裏庭』を教えてもらったのです。


子供のころから読書感想文とかが、あまり好きではなく、

あとがきを読んで、書こうとしていましたからね。爆

大人になってからの感性で児童書を読むのもいいのかな。



今日は割と涼しく風も吹いていました。

また、集中しすぎてお昼ごはんをスルーしたので、

17:30に早々とディナーコースでもと思って「ザ・ロビー」の

レストランに入っていったら、18時からがディナーということだったので

入り口付近に特設カフェテラスがあったので、そこで読書を始めました。




誰もカフェテラスを利用していませんでした。

ひとりカフェテラス、かなり気持ちよかったです!

ここは癖になりそう。



本を読み始めました。

■内容の紹介

内容(「BOOK」データベースより)
中学に進んでまもなく、どうしても学校へ足が向かなくなった少女まいは、季節が初夏へと移り変るひと月あまりを、西の魔女のもとで過した。西の魔女ことママのママ、つまり大好きなおばあちゃんから、まいは魔女の手ほどきを受けるのだが、魔女修行の肝心かなめは、何でも自分で決める、ということだった。喜びも希望も、もちろん幸せも…。その後のまいの物語「渡りの一日」併録。


おばあちゃんと主人公まいの会話のやり取りが主なのですが、

おばあちゃんの会話を読むたびに胸にずっしり来て

1ページめくるのが重かったです・・・



おばあちゃんのセリフすべてが本質的で

読者に伝えたいメッセージになっています。

読みながら、私もなんだか魔女になろうとしているのかも?

って思っちゃいました。


お仕事的にどうしても読んでしまうのですが、


 自分で決めさせることを見守る。

 何事も自分で決める。

 他の出来事にいちいち自分の感情を支配されない。

 人の表層的的な部分ではなく、人の本質をみること。



私の言葉で置き換えると、そういうメッセージがありました。

私もそのようなマインドになることを目指しています。

おばあさんのセリフが、自分が言っているような錯覚にもなりました。



でも、途中からそういうこともどうでもよくなって、

デザートを食べながら、最後のパートのほうに入っていきました。


号泣したいところでしたが、ここはレストラン。

ちびちび泣きながら、冷めてしまった紅茶だけど飲みました。


そのあと、すぐに有楽町駅から帰ればいいのですが、

ドキドキが止まらないので、逆方向の東京駅まで歩くことにしました。





この写真な気分です。






最後に、気になったセリフを一つご紹介します。


「自分が楽に生きられる場所を求めたからといって、後ろめたく思う必要はありませんよ。サボテンは水の中に生える必要はないし、蓮の花は空中では咲かない。シロクマがハワイより北極で生きるほうを選んだからといって、だれがシロクマを責めますか」