映画『TO THE WONDER』観賞。

映画『TO THE WONDER』観賞しました。
ベン・アフレック、レイチェル・マグアダムス・・・というだけで、
超ビッグスターご出演と言うことが一番の目的でした。




あとから、調べてみると、監督・脚本は、テレンス・マリック。
ブラピが出演していた「ツリー・オブ・ライフ」がそうでした。
「コントロールするか、流れに身を任せるか?」がテーマであり、
その対比が「母親、父親」に現れていたと、私の中では解釈しています。

しかし、ものすごく理解が難しいと思う映像があり、
映像酔いをしてしまったことを思い出します。
前半の30分くらい、世界遺産のDVDのように、
生命とか地球とか宇宙の映像が流れ続けたのです。

そのような映画を創られたテレンス・マリック。
今回のほうが、まだわかったかな~。(笑)

でも、隣の人がいびきをかいて居眠り。
それほど、起承転結がうっすらなのです。
いやでも逆に、人生ってそういうものではないでしょうか。

じわじわっと、人間が変わっていく。
捉え方が変わっていくものですから。
別れたり、壊れたり、離れたり、ひとりになったりしながら、
「愛とは何か?」がわかっていくのでしょうか。

モンサンミッシェルの映像を始め、絵画のような映画でした。
そして、言葉が詩的でした。

インテリアとして流しておくための、ヒーリングDVDよりも、
ある意味美しかったです。


「愛とは何か?」を探し求める映画でした。



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フランスのモンサンミッシェルで恋に落ちた、
ニール(Ben Affleck)とマリナ(Olga Kurylenko)。
マリナは、17歳で子供を産んで、夫に逃げられ、10歳の娘と二人暮らし。
実の娘のようにかわいがるニール。
娘が、「アメリカ行きたい!」と言ったから、彼のいるアメリカへ。
でも、ビザが無くなって、またパリに戻る。
ニールは、戻らなかった。きっと、マリナの愛が重すぎて、考えたのか・・。
その間に、幼馴染だったジェーン(Rachel McAdams)に心惹かれ・・・。

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜


昨日の花火からご一緒しているクライアントさん二人と私で観に行きました。
観終わったあと、「何、あのフランス女!」と、私たちはなぜか怒っていたのです。(笑)

マリアの「もし、あなたが言えば、残ったのに」という発言。
「自分で決めなさい!」と説教したくなったり。
いや、でも20代の頃の自分なら、そんな言葉を相手に伝えて、
「これが愛なの!」と叫んでいたのかもと思ったり。(爆)

ときに、二人のガイド役となる、牧師だって悩んでいる。
助けが必要な人を助けながらも。

ベン・アフレックって、凄く喋る人という印象を持っていますが、
映画のなかでは、ほとんどしゃべっていないことにもびっくりです?!


映像も音楽も美しすぎるのに、怒りの感情が湧いてくるなんて。
そんな映画も珍しい。

「自分で決める、と流れに身を任せるって、何が違うんだろう?」と、
30歳のクライアントさんが、映画が観終わってから言いました。

この映画の凄いところは、役者に即興を任せたのだそうです?!
だから、売れっ子大スターがでていたのですね!
「私の演技、これでいいですか?」という方だと、参加できなさそうで厳しいです。
映画制作までも、「流れに身を任せる」のですね。

夜、ジムへ行ったとき、知人にたまたま会ったのですが、
私が、あらすじを話したつもりが、
「全然わからなかった(笑)」と言われてしまいました。

わからないのです。