「MISIA Candle Night」!!!

 夕暮れ時から始まった、河口湖ステラシアターでのMISIAのコンサート。アスファルトの円形劇場にときよりひぐらしの声が届き、高原の風が吹き抜けます。ステージの背景には、富士山がそびえて、山小屋の点々とした灯りが、まるで富士山が涙を流しているようにも見えました。

 ステージには、キャンドルがいっぱい並び、3000人の客席の私たちにも、My Candleが手渡されました。




 コンサートは、MISIAのバックコーラスも務める、女性二人の歌から始まりました。なので、結局コンサートは17:30~21:00近くまで、休憩なしで行われていたのです!

 MISIAが出てきたのは、19時ちかくでした。いきなり1曲目からフルパワー。圧倒的な歌唱力が衝撃すぎて、いきなりノックアウト。感動の涙でステージのキャンドルが、もっと幻想的にロマンチックなコントラストになって、ずっと魂を込めて歌うその歌声、歌詞、一音一音が胸に届き過ぎて、ひたすら感動が続きました。

 やがて、ステージのMISIAのキャンドルから、キャンドルリレーで客席一人一人のキャンドルも段々と点灯されていきました。歌は、「眠れぬ夜は君のせい」です。



 優しい声が響き渡っていました。iPhoneに入っている歌をライブで聴ける幸せったらないです!!!


 私たちが座っていた席は、ど真ん中の一番後ろの席でした。一番上のど真ん中からみる円形劇場のキャンドルはfantastic!!!すぎて・・・、言葉になりません。誰かの頭の中で空想された世界観でしょうが、まさか、3000人がキャンドルライトを持つことを実現させるなんて!映画の中のワンシーンにいるようでした。
 そんな夢のような世界に浸ることになり、幻想的でロマンチックってこういうものもあったのね…と、生まれて初めて抱いた感情だったように感じました。

 そして、最後にキャンドルの炎を吹き消すときがやってきました。自分の願いを唱えながら吹き消すと願いが叶うと言うのです。七夕生まれのMISIAが、「願いが叶いますように」と、皆の幸せを願いながら。贅沢すぎます。
 これは、叶うでしょう。ろうそくの炎が、瞑想状態を作り、幸せの気分のなかですから、潜在意識にばっちり入りました。(笑)
 
 



 いま、この場所にいる私。「MISIA行く?」と聞かれて、「うん」と答えただけで、チケットも宿も用意してくださって、前日までどこに宿泊するのか知らされず、(笑)どうなることかと思いましたが、ながれるままに、ここの場所にきて、願いをこめてキャンドルを消す・・・というこの瞬間に辿りついていました。

 「幸せって誰かと一緒のときに感じる」とMISIAが言っていた、「幸せの価値観」 について、私も同じことを考えていました。自分が幸せになるために、自分にいくら何かをしても満たされなくて、相手の幸せを願っているときに、自分が満たされるんだということを、私も「聴くこと」を通して、ここだったのか! とようやく去年あたりから、明らかに気づき始めていました。 

 そして、人間、もっと大きな声を出せるはずだ! と確信しました。生きているうちに、あれだけのパワフルな大声、出してみたいです。ボイトレのモチベーションにもなりましたね。内なる声の素晴らしさを堪能です。

 8月には東京湾の花火もありますし、夏のロマンチックナイトを味わいたいものです。これからも、ロマンチックな瞬間とたくさん出会えますように。笑