新緑に囲まれた赤レンガの建物。ルノワールの絵画がデザインされている三菱一号館美術館のエントランスに、思わず息をのみました。
「めくるめくルノワールの世界」と、キャッチコピーにも歌われているように、こんなに一斉にルノワールを見たのは、初めてかもしれません。女性の絵の印象が強いルノワールですが、「たまねぎ」という静物画、そして、自画像などもありました。
これらは、クラーク夫婦が集めた絵画なのだそうです。現在、ニューヨーク・ボストンから車で3時間のところにある、クラーク美術館が工事中のため、日本にこれまで目にしたことのないフランス絵画73点も上陸してきたという、超貴重な機会なのだそうです。
本当に本当に美しすぎて、思わず、絵の前で深呼吸をしていました。
特に、私の目に飛び込んできたのは、ルノワールの使う「青色」です。ロマンティックであり、ミステリアスであり、気品があったり、優雅だったり・・・・深いため息&胸がいっぱいになりました。ルノワールの色彩の組み合わせそのままを服として、身にまといたいと思ったほど、気分だけでも美しさをより引き出されそうな感じがしました。
私の好きなモネの作品もありました。チューリップ畑の作品の美しさに、圧倒されました。
クラーク夫妻の絵画の集め方が、センス良すぎなのです。結構、奥様の意見をとりいれたとも言われているそうです。すべての絵が、キラキラと輝き、こんなに明るい美術展は、あまり類を見ない感じがしました。こんなに美しい美術展を開催してくださって本当にありがたいです。
印象派が大好きな人はもちろんオススメです! 平日の夕方でしたが、まずまずの混雑ぶりでした。
木、金の18:00~は、アフター6割で、1000円のようなので、もう一度、その時間に行きたいと思います。
★公式HP
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