映画『ヒッチコック』鑑賞。

 母と日比谷シャンテの本屋の前を通ったとき、映画『ヒッチコック』のPOPを見つけ、「これ、観たいんだよね」と私が言うと、「これから観られるかしら?」と母が言いました。
 リサーチを掛けてみると、TOHOシネマでは、19:20の回が最終で、その時の時刻は、19:20でした。なので、諦めました。

 それから、お茶でも飲んで行こうということになり、スタバに入ったのですが、母が「コーヒーじゃなくて、やっぱり紅茶がいいわ」と言いだしたので、アフタヌーンティーへ行こうということで、外に出ました。
 そこから、10m先のTOHOシネマの脇を通ると、な、なんと、「ヒッチコック 19:20 販売中」が見えました。
 「あの、まだ入れるんでしょうか?」と、訊いてみると、「予告編ですので、入れますよ」ということになりました。
 エレベーターで4Fへ上がり、小走りで劇場内へ入ると、「映画泥棒」の映像で、いやいや、全くギリギリ間にあったわけです。劇場は、男性が圧倒的に多かったです。

 さて、本編がスタートです。




公式サイト 

 ヒッチコックの映画、『サイコ』ができるまでの舞台裏と、ヒッチコックと妻アルマの物語でした。

 映画を観終わったあと、とっても幸せな気分で、口角が上がっている自分に気づきました。「アルマって素敵! ああ、素敵な夫婦だったわ・・・・!」というのが、私の感想です。
 
 『サイコ』のシャワーシーンの編集は、アルマのアイデアだったり、『サイコ』の宣伝のために、ヒッチコックが、戦略を企てるところも、最高に面白いアイデアで、感心してしまいました。自分の資金を使ってでも、最高の作品を世の中に送りだしたいという、ヒッチコックの情熱が、観ている方の心にも届いてきて、こちらも熱くなります。
 それにしても、最強の夫婦です。世界を幸せに巻き込んでしまえる運命の出逢いの夫婦、そして、アルマのような立ち位置、憧れますね。
 
 そう、きっとヒッチコックの作品を、全然観ていない人は、そんな風に思うのでしょうが、私の母は、ヒッチコック作品をリアルタイムに、かなり観ている人なので、また、違った感想を持っていたようでした。

 予告編から想像したものと違いました。実は、夫婦のラブストーリーな仕上がりに監督がどうもしたかったようでした。
 私は、こういうの好きですね。