映画『マネーモンスター』鑑賞。

 ジョージ・クルーニー、ジュリア・ロバーツ、監督ジョディ・フォスターというすごいキャストの映画です。

 「マネーモンスター」という、投資に関する番組オンエアー中に、その番組のおかげで大損をしたという男が乱入。司会ゲイツ(ジョージ・クルーニー)は人質となり、番組は乱入男の指示通り、オンエアーを続ける。その番組のプロデューサー&ディレクターのパティ(ジュリア・ロバーツ)が生放送を継続させ、警察とのコンタクトと同時に、現場である司会にも指示を出し、その裏では問題となった真実を暴くプロセスも追っていくという、非常に動きの速い映画で、一緒に生放送を観ている時間=上映時間という、スリリングな体験ができる映画でした。スピーディーに感じさせるものとして、どの主要人物にもつい感情移入をしてしまうという、不思議な感覚も味わいました。

 このブログを書く前に、映画の復習がてら、ジョディー・フォスターが、映画の宣伝のために来日し、いろいろな番組に出ているのを見ました。

 中でも印象に残ったのは、これらのキーワードです。「ハイスピードテクノロジー」「ジャーナリズム」「金融」「インフォーテイメント」
 確かに、「今」をあらわす映画だなとも感じました。情報に操作されて、それで大損をしたという番組に乱入した男性。でも、番組の司会も仕事でやっている。メディアの責任のようで、そもそも真実は、また別なところに存在しており、いったい何を信じていいのやら?! やっぱり各自、自分のやっていることに責任を持つしかないですね。今の時代を象徴しているかのようでもありました。

 ジョージ・クルーニーのへたうまダンス&ジュリア・ロバーツの声もとってもいいです。