映画『マイ・インターン』鑑賞。

 ロバート・デ・ニーロ、アン・ハサウェイが主演の映画です!Oh! Why not?! ということで、観てきました。ロバート・デ・ニーロ演じる、ベンのようになりたい! 誰もがそう思うでしょう。Heartwarming Storyでした。

★あらすじ
 ジュールズ(アン・ハサウェイ)が、一人で始めたファッションビジネス。結婚し、5歳の子供もいながら、今や220人の社員がいるファッションサイトを運営する会社に急成長。しかし、家庭との両立の難しさに、CEOを新しく雇ったらどうか? と幹部に提案されてしまいます。
 そのころ、その会社で福祉事業として「シニアインターン」を募集することに。そこに70歳のベン(ロバート・デ・ニーロ)が応募。ベンは、リタイアして、奥さんにも先立たれ、その後は、語学、ヨガなどいろいろお稽古ごともし、マイルで世界中を旅行したり、人生を充実させようとしていましたが、満たされていなかったのです。社会に出たい、誰かの役に立ちたいと、ずっと思っていました。

 ベンは、規定どおり自己紹介動画で応募し、数々の面接もクリアして、雇用されることに。配属されたのは、社長ジュールズ(アン・ハサウェイ)の補佐。人生経験豊富なベンは、社内のいまどきの若者にも順応し、次第に会社の潤滑油に。一方、社長ジュールズは、ベンのあまりの目ざとさに、内心ギブアップ。配属先を変えるように指示し、忘れた頃にベンが異動。そのときに、彼がそばにいてくれることが、どんなに安心であるか、初めて気づいたのです。再びベンは、ジュールズのそばで見守り、落ち込んでいるときは、そっと言葉をかけて…。ジュールズが、自分の心の声に気づけ、自信を取り戻せるように・・・・。

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 ロバート・デ・ニーロ演じるベンに重ねて、「ああ、こんな歳の取り方したい!」という感想を持ったり、一方で、仕事を一生懸命頑張っているけれど、うまくいかないこともあって・・・というタイミングの場合は、アン・ハサウェイ演じるジュールズに感情移入し、涙を流し、カタルシスが起こるでしょう。

 私は、いつもの映画鑑賞時のスタンバイどおり、ハンカチを膝に置き観ていましたが、むしろ、笑い声をかき消すためにハンカチを使用したほうです。(笑)すっかり、ロバート・デ・ニーロに自分を重ね合わせて観ていました。私の仕事柄、誰かの支えになることをいつも考える時間の方が多くなったからだと思います。それでいて、自分のことをする時間もたっぷりあるので、自分の生活も丁寧に暮らすことができます。ベンの生活と似ているところがあるなと感じました。

 ナンシー・マイヤーズ監督の描写がとても細かくて面白いなと思うところがありました。それは、ベンの家の中です。ベンのような歳の取り方をしたい! と思ったとき、この映画でベンの生活に着目して見ると色々見えてくるのです。やもめなベンですが、今でも奥さんがいたときのように、ベッドに装飾用のクッションも置いてあるのです。クラシックなことも大事にするし、今の文化も理解するし、自分の人生を豊かにするものに厳選された趣味も持ち、物も少なすぎず、多すぎず、いい感じで暮らしているシニア。素敵でした!

 「なんで、いつもいい言葉がでてくるの?」ジュールズがベンにそう言った台詞も印象的でした。いつも相手想いのストレートなベンの言葉は、アドバイスというよりも、相手の本当の気持ちに気付かせる言葉ということで、これも自分の仕事と重ね合わせるところがありました。

 歳を重ねると、むしろ雑になりがちな人が多そうですが、こうして若者に寄り添えるシニアが増えたらいいなと思いました。シニアのための自己啓発な映画かもしれませんね。(笑)


 さて、当日ネットで予約して観に行ったのですが、予約してから、すでにある予定に気づき、ダブルブッキングだったのか!というミスをしてしまいました。こんなミスは珍しいな…と想いながら。でも、神様的になんかあるからそうなったんだろう・・・という気もしました。近所の友人も急遽誘い、彼女もギリギリ間に合うタイミングで、誘われたことを喜んでくれました。

 映画が終わって、出口の方へ行くと「マイ・インターンをご鑑賞の皆様はこちらでお待ち下さい」とアナウンスが。映画中、いいシーンで、喋っている迷惑な人がいるなぁと思っていたら、その人は途中で靴の音をドスドスならしながら、退出もし…無神経すぎる! 映画中、集中力が途切れました。そのことについて、誰かがクレームをしたのでしょう。なんと、「鑑賞無料券」が配られることになったのです。 Lucky me! なことが起きました。(笑) 思った通り!





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