「なんだか、よく声が出るようになった気がする!」
部屋の中で気持ちよく歌を口づさんで、思わずそう感じました。というのも、水曜日にオペラ鑑賞をしたからです。♪ 自分がオペラを聴いたことで、感覚だけは掴めた気になってしまうところがあります。(笑)
部屋の中で気持ちよく歌を口づさんで、思わずそう感じました。というのも、水曜日にオペラ鑑賞をしたからです。♪ 自分がオペラを聴いたことで、感覚だけは掴めた気になってしまうところがあります。(笑)
3月にもピアノリサイタルへ伺った、富永峻さんが全伴奏とのことで、サントリーホールへ演奏を聴きに行きました。
オペラの歌声は全く初めてで、想像以上に響く発声で本当に驚きました。音をだしているだけでなく、届かせている風に見えました。しかも、全パートのプロフェッショナルの共演とのことで、高低による違いも堪能することができました。
初めて聴くのに、日本語の歌詞のものは、やはり心にも届いてきます。思わず涙が溢れてきてしまった歌がありました。テノールの方の歌です。会場を見渡すと、拍手の量が一番凄かったので、感動していたのは私だけじゃなかったようです。
ピアノの富永さんは、2時間ずっと伴奏をされていました。相変わらず、完璧な演奏で驚いてしまいます。ソロピアノと違うと感じたところは、歌の余韻と共に、最後の音を終える感じが、凄く印象的でした。人の声が響いて終わるだけでなく、ピアノも一緒に終わっていくことで、聴いているほうは、さらに心に響く感覚を得るのです。ピアノというと、伴奏という印象でしたが、共演しているという感じがとてもしました。
ボイトレで、宝地先生が「ピアノの音をよく聞けば、声の出し方がわかるから」とおっしゃっていたことがあります。宝地先生は、まだボイトレ歴5年ほどの私の歌を、実は伴奏でリードしてくれていたりするのです。もし、間違えても、ピアノがフォローするようなところもあるのでしょう。とても心強い存在です。素人&プロはそういう関係性です。共演の境地が目標となりました。(笑)
今回は、プロ&プロですから、相乗効果になったのだと思いました。どこかで聞いたことのあるイタリア、フランスオペラの曲も雰囲気を存分に味わいました。
「皆さん幸せですか?」 「皆さんを愛しています」
最後の挨拶で、日本人でないバリトンの方が、日本語でそう言いました。あまり日本人が直接言わないフレーズだったので印象に残り、とても幸せな気分になりました!ありがとうございました。
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