ONE-DAY-ONE-UNITをゆめちゃんに教える。



(文字:ことちゃん)

 日曜日の夕食は実家にて「カニパーティー」ということで呼ばれました。ふるさと納税からのカニだそうで、本当にすごい量。9人家族にぴったりでした。



 カニを食べたあと「ひとみちゃんの絵が見たい」とゆめちゃん。というのも、先日のメールのやり取りがありまして。ゆめちゃんの超小さな携帯電話にロバートを添付して送ると…。



 ゆめちゃんは、この日までに描いた30余りのロバートの画像を見ながら、どんなイメージの絵なのか理解してくれている様子でしたので、このイラストは子供たちにもわかるんだなと、自然と市場調査となりました。子供向けのONE-DAY-ONE-UNITも書けそうだと。

 マライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス」を英語で3行くらいまで、ゆめちゃんとことちゃんに教え、ハイテンションで遊び、次はゆめちゃんの「5分間日記」の宿題を手伝うことに自然となっていきました。これはいい機会です。作文を教えることにしましょう。

 ゆめちゃんが、タイトルから書こうとしたので、

「タイトルは全部ができてから決めるといいんだよ。で、今日は何を書くの?」

「ラッキーな1日だったことを書く。抽選に当たったことと、カニパーティー」

「わかった。じゃあ、最初は今日の印象に残ったセリフから始めることにしよう。1行目から読みたい気分を沸かせることができるよ。その抽選をする前、どんなことを思ってた?」

「当たるわけないよ、って思ってた」

「いいね~。そのセリフを最初に書いて」

 こんなふうにしながら最後まで書き上げました。確認の音読しているときに「そして、そして、そして」がやたらと多かったので、「そして、は使わない方が文章がよくなるよ」とアドバイス。「そして」を全部消していきました。さらに音読して気づいたのは、「日本語がおかしい!」ということ。ゆめちゃん、自分で読みながら笑っていました。結構間違えていることに気付いてしまったのか、ちょっとやる気をなくしまして。(笑)

「ねえ、ひとみちゃん書いてよ」

「私は書かないけど、添削はしてあげるよ」
ことちゃんは、私が添削しているのを側で一緒に見ていました。

・・・10分後。

「じゃあ、あとは明日の朝、書き直すね」

「こういうのは今終わらせると、よく眠れるよ。私が読むから、それを聞いて書いていけば速いよね」

 最初の原稿を一緒に消してから書き直しです。消し後がいっぱいの原稿用紙の上に、ゆめちゃん、どうにか仕上げました! スッキリした様子でお風呂へ向かっていきましたよ。

 作文のこともそうですが、私が伝えたかったことは、ONE-DAY-ONE-UNITだったんだなと、最後まで付き合ってみて、自分が姪に教えたことに気付きました。自分が意図しなくても、こうして場所が与えられる。It's a sign!