相手が話したくなる質問をしたところ…。@歯医者

 先日、歯のクリーニングへ行ったら、小康状態だった親知らずを治療しなくてはならなくなりました。子供のころに矯正していたので歯が4本マイナスのため、綺麗に生えた親知らずは1本だけ残っていてそれです。

「もしかしたら、麻酔をしなくてはいけないかも…」と先生がおっしゃいましたが、当日…。




なんと、特別室みたいなところに収容されました。(恐)

「どうします? 麻酔が必要かもしれないど、大丈夫かもしれないし」
「麻酔ってどれくらい、歯が腫れ続けるんですか?」
「1時間半くらいですかね」
「1時間後にヨガがあるのですが…」
「だったら、麻酔なしでいって、もし痛むなら麻酔しましょう」
「ところでヨガっていいんですか?」
「いいですよ~。頭がすっきりしますし!」
「僕は毎朝走っているんですよね」
「へぇ、何キロですか?」
「4.5キロ。1日1万歩行くようにしているので、通勤と朝のランニングで併せて1万歩行くんですよね」
「なるほど!」

 そういってはじまった治療ですが、ちょとチクっとしただけで、大丈夫のよう。そのまま治療を続けてもらいましたが、結局大丈夫! たぶんこういう時、いつも私は大丈夫なんです。(笑) 10分以内に治療が終わってしまいました!

「麻酔しなくちゃと言っていたのに、10分で終わりましたね。いつも治療が速いですか、どうしてそんなに速いんですか?」

「僕は、患者さんの気持ちを想像して、本当は正面から治療するものも、後ろ側から治療したりするんですよ」

 治療が速く終わりすぎて、ちょっとした小話になりました。話を終わらせるのも、話を続けさせるのも、こちらの受け止め方次第です。ちょっと先生の話も聞いてみたいなと思って、「何キロ走っているんですか?」と質問をしたのです。ここで、「へぇそうなんですね」で終わっていたら、先生も話をそれ以上しなかったでしょう。

 ランニングの話から、腹式呼吸の話になって、ボイトレやっているという話までドンドン会話が続いていきました。「色々やっているから、スタイルがいいんですね!」と最後褒めてもらいました。(笑)