東京桜満開 | Accidentally 上野リチ展へ

 東京に桜の季節がやってきました。場所によって満開度が違うでしょうが、いつもなんとなく早めに満開になる上野恩賜公園から、お墓参りがてら向かいました。

 iPhone 13 で撮影すると、奥行き感のある写真が撮れますね。一番の見ごろですので、平日でも人がいっぱいでした。

 インカメラにすると、奥行き感のある写真は撮れないので、こうなります。春休みでしょうか。背景になっている親子の様子が、お花見のウキウキ感が伝わってきますね。私も桜になろうと桜色のマスクを着けています。(笑)

 毎年チェックしている、お墓参りへの道すがらにある陽光桜です。ソメイヨシノよりも早咲きのためもう散り始めていましたが、このピンクを見ると幸せな気分になれるので、間に合ってよかったです。こちらも奥行撮影をしてみたら、いつもとは違う写真になりました。

 上野駅のお花屋さんで、季節のお花を買ってきてお墓に生けました。親戚が春分の日に来ていた形跡があり、お花が生けられていました。しかし1週間経過しているため枯れているものもあり、全部抜いて、元気な花だけにして生け直すことができました。椿の花がポロンと墓石に転がっていたのを掃除したり、スッキリしました。

 そのあと、上野公園のいつものレストランでランチにしようと思ったのですが、激込みのため、東京駅の方。久しぶりにアフタヌーンティーのランチを思いつきました。

 春のお野菜とシーフードのチラシ寿司という季節商品。皮ごと食べられるレモンも入っていました。こちらのヘルシーメニューにした理由は、デザートにハーフショートケーキを頼んだからです。安定の美味しさでした! ただ、アフタヌーンティーなのに、喉が渇いてアイスコーヒーを自然とオーダーしてしまったのは後悔です。(笑)

 それから丸の内を歩いていたら、素敵な美術展のポスターを見つけました!三菱一号館美術館で開催されているようです。まったくチェックしていなかった「上野リチ」さんというデザイナーの美術展のようです。たまたま見つけたポスターに誘われ、入館してみて大正解!でした。

 ウィーンから来日。日本人と結婚して、京都で活動をしていたデザイナーのようです。第二次世界大戦中、満州に居ながらも描かれた作品が印象的でした。絵巻物になっており、達筆な文章も添えられていたのは、旦那様の書かれたもののようです。夫婦のコラボ作品であることにも、温かさが伝わってきました。

 80年くらい昔のものなのに、今でも通用するというか、1つ1つの作品の吸引力がすごかったです。

 そしてはじめて感じたこととしては、デザインの面白さです。画家の絵とは違って、例えば四角い箱、丸いケースの中に、パターンが所狭しと並ばれている感じとか、何かテーマがあって、その場所に収めるように描かれている絵にワクワク感を感じたりだとか、デザインというものは、実写版を線とドットと色と形でアブストラクトに表現したものであるとか、デザインに対する概念をそこに見たという感じがしました。

 かわいいマッチ箱があったので、ネット上に画像はないかな?と探していたら、見つかりました。こういうの1D1Uの参考にしたい!

 私も1D1U kitのノベルティーを毎回作っていますが、これも一種のデザインなのでしょう。風景画、静物画、人物画は描けそうにないですが、デザインぽいことはしています。HPに私の美術館が実はあります。(笑)

 上野リチさんに、インスパイアされまして、気づけば、Tシャツを買っていました。(笑)グレーが好きというのもあります。ちょっと大きめに着るためにLサイズを買いましたが、結構首も詰まり気味のコンパクトさで丁度良かったです。

 本当に素晴らしい美術展でした!美術館のレストランで、上野リチ展のメニューもあるそうなので、近々また行きたいと思います! オススメです!!!