映画『祈り〜サムシンググレートとの対話〜』(2012)

 昨日、1D1U コミュニティの方から、日本の分子生物学者、村上和雄先生の追悼 『祈り〜サムシンググレートとの対話〜』が4/18 無料配信中と教えていただき、その日中に観る流れになりました。サイエンスから宇宙を解明していく村上先生の研究と、海外の研究者たちのインタビューで構成されているドキュメンタリー映画でした。

 昨日は両親とランチを食べたり、甥とも遊んだりもしながらも、朝と夜と2回も視聴してしまうほど、価値を感じる映画でした。2012年の映画ですが、パンデミックの今がまさにタイミングのようにも感じ、村上和雄先生の遺言のようにも感じました。


 「祈り」で病気が快復したとか、プラシーボ効果についてだったり、遺伝子にはスイッチ「ON」「OFF」の働きがあり、「よい遺伝子」を「ON」にすることが、人生を豊かにする。「よい遺伝子」を「ON」にするためには、「心の環境」が重要であるという話も納得です。遺伝子には4文字か書いてあるそうなのですが、で、誰が書いたのか? それは「自然です」とおっしゃっていました。サムシンググレートの存在を感じずにはいられません!

 映画の中でTM瞑想の話もでてきて、瞑想=祈りと同じなのだそうです。しかも、グループで行うことで、より効果が高まるという話。先月から1D1U コミュニティで毎朝8時に瞑想@Zoomをしているので、既に自分がやっていることが、インターネットという電波を通じて、世界平和に貢献していることになるようです。

 「祈り」と「願い」について考察しているインタビューもありました。祈ることと願うことは違うこと。私の解釈としては、願うは自分が入っているけれど、祈るは入っていないということ。私も10年位前に、このブログに確か書いたことがありますが、神社で「自分の願い事を言うのがしっくりこなくなったから、感謝を述べるようになった」と。最近、それも違和感になってきていましたので、これからは必然的に「祈る」流れになる気がしてきました。


ラストの村上先生のお言葉は、涙が出てきました。

 21世紀は、日本の出番にしたい。日本にはそういう使命がある。日本は西洋の科学技術を学んだ、そして経済大国になった。しかし、西洋と違うのは日本文化の伝統があるんです。仏教や神道から来ているサムシンググレイトの世界から来ているんです。もったいない、いただきますは、英語にできないんです。ありがたい「有り難い」ことなんです。日本は尊敬される国なんです。日本は世界に役立つ国です。そういう国家目標を立てれば、私は日本は素晴らしい国になる、したいと思っています。それが私の夢です。そのためにサムシンググレイトのメッセンジャーになろうと思っています。それが私の天命。天命を楽しもう。楽天的にいこうと。

なんだかすごい映画でした。紹介していただいたユニタスさん、ありがとうございました。関連図書もいろいろとあったので、これから宇宙をサイエンスの方面から知ってみたいと思わされました。無料期間が過ぎましがが、2000円で視聴できるようです。