My singing voice has slowly returned to me.

 10年来の宝地先生とのボイトレレッスンが、コロナ禍のため中止されて1年が経過しました。先生も再開する目途が立たないということで、年末に電話をいただきました。そういえば、最近ボイトレの話題がない…と思われていたと思いますが。(笑)最近、3週間に1回、知人のプロシンガーに、ボーカルトレーニングをお願いしています。場所は、うちのスタジオです。広さも12畳くらいありますし、電子ピアノもあるし、ソーシャルディスタンス&マスク着用で行っています。

 この1年間、歌う機会がありませんでした。部屋の中で『夜に駆ける』を練習していたくらい。あとは、家族カラオケ1回やっただけですね。なので久々のレッスンでは、声が出なさ過ぎて、あれ? となりました。しかし3か月かかり、ついに歌声が戻りつつあると感じました。家での自主トレ、オンライン英会話、ジム毎日、スタンディングで仕事など、いろいろなことが相乗効果になったのだと。

 知人の教え方は、宝地先生と違います。宝地先生は、ボイストレーニングで、知人はボーカルトレーニングという感じです。レッスン60分のうち、体の柔軟体操と発声練習で30分とっています。

 歌のレッスンになると、感情をどう乗せるか?という、歌詞の捉え方も教えてくれます。今までの私は、声を出すことがメインだったので、全く新しいアプローチです。しかし、10年間ボイトレをやってきたからこそ、今感情がどうだ、というアプローチが通用するのだと感じています。

 今日は知人から、「感覚で掴むのが速いですね。生徒さんによっては、言っていることが一生通じないんじゃないか、と思う人もいるんですよ。(笑) やはり、今までレッスンを受けてきたからでしょうかね」と言われました。自分でも、言われたことを感覚に落とし込んで再現するスピードが速くなっていることに気づきました。これは、今までのボイトレと、人生経験の感性からくる気がします。

 そして、性格的なところもあるんじゃないかと言われました。恥ずかしがらずにやってみる、というところだそうです。英会話もそうですが、レベルが低いのにも関わらず、「自信がありますね」とよく言われていました。「あなた、ネイティブなんだから、汲み取れるでしょ」というでかい態度だからだと思います。(笑)

 だいぶ声も出てきて、『炎』完成間近です。完成は、知人が一緒にハモリを入れてくださるということで、ますます、自主トレがんばらなくてはいけなくなりました。(笑)