難解?!ヨコハマトリエンナーレ2020 へ。

 まもなく終わってしまうので、昨日思い立って行ってきました「ヨコハマトリエンナーレ2020」。私は現代アートに苦手意識があり、未だに克服できていません。私の華道がなかなか上達しないのも、ある意味現代アートを見るときの「わからなさ」と似ているところからでている印象です。絵画という平面ならまだしも、概念芸術(コンセプチュアルアート)が苦手なのです。ということで、修行のために行ってきました。(笑)チケットは、入れ替え制のため事前に購入。横浜美術館とプロット48の2会場で開催されている、3年に1度の展覧会です。

 横浜までいろいろな路線の可能性があり、昨日は京急の特急に乗車したら、品川から横浜まで17分。新幹線の半分のスピードくらいは出ていたのでしょうか! あっという間に、みなとみらいに到着しました。

 横浜は道路も広いし、空も広いですね~。そこに横長の横浜美術館がドーン。現在、美術館の外観は一面をグレーのネットで覆ってあります。これもアートらしいということ。なぜに? 入口で電子チケットを見せて、検温されて入館すると、メインの展示物が見えました。

 キラキラしていて綺麗ですが、ダークなモチーフもあるとのこと。見つけることができませんでした。

 それからというもの難解な作品ばかりが続き、映像作品もいくつかありましたが、初対面では結構ハードルが高い! 一応すべての作品をチェックして、横浜美術館を後にしました。感想書けないです。(笑)

 7分歩いて、第二会場プロット48へ。アンパンマンミュージアムのあった場所らしく、2階のトイレの中まで展示がしてありました。?! アートってなんでもありなのか?

 ごちゃごちゃです。アートですから。大人限定のきわどい作品もかなりあるようで、(じっくりみていない)

 最後に、ある展示の整理券を受け取ってしまったため、鑑賞することにしました。全部で15名しか入れない劇場ものです。ピアノの振動でボトルが光るというのです。

 時間になり入場。ピアノの周りに15名集まり、部屋は真っ暗闇。15分そのまま身動きせず突っ立っていないといけません。密ぎりぎりです。

 「ド」と音がなると、その振動でピアノの上に置いてある水の入った袋がピカっと光ります。なぜならば、夜光虫が入っているからです?! 自動演奏のピアノのリズムのない、不協和音がだんだんとはげしく叩かれ、夜光虫もそりゃびっくりしますよね。そのたびにブルーライトが発光しました。

 夜光虫は、人間がこうして展示を見られるように、夜に光を照らされてスタンバイしてくれているそうです。別の場所に、スタンバイ中の夜光虫の入ったボトルがいくつも置いてありました。

 着想はロマンティックですが、ピアノの音の激しさはいったい何を意味しているのだろうか? 謎を残したまま、ヨコハマトリエンナーレ2020を後にしました。

 そして今日は苦手な華道でした。なんだか師匠に「集中力がありましたね。言っていることが、わかってきたところもあるんじゃないですか」と、これはお褒めの言葉だと思いますが、言われたのです。きっと、ヨコハマトリエンナーレ2020という難解のものを少しはわかろうと思って、作品に向かい合う姿勢が、そのまま出たのかもしれませんね。行ってよかったです。(笑)