今になって、華道を習ってよかったと思うことはありますか?

 前回のお稽古から1週間経過しましたが、毎日生け直しているのでケイトウが長持ちです。雪柳に関しては6月のお稽古のものです。師匠のところにくるお花は、クオリティーの高いお花が多いそうです。確かにお花屋さんで見るケイトウは、もっと小ぶり。花材のケイトウは茎ががっしりしていて、堂々としています。

 こちらの写真と手入れについていろいろ教えてくださったことを感謝するメールを師匠に送ると、お返事頂きました。

「スタートしましたね。嬉しいです! これからが楽しみです。朝晩の水替え、水切り、手をかえさえすれば、答えてくれます。その気づきこそが稽古です」と。

 感謝を伝えることは、自分のできる貢献です。今まで知識を表現することが難しく感じていたので、ようやく感謝が伝えられるようになれたことが、自分の成長のように感じています。

 そういえば、こんな質問をSpin-offのオンラインコミュニティーでいただきました。

Q. 今になって、華道を習ってよかったと思うことはありますか?

A. 私は華道に興味があったのではなく、自分の仕事を長くやっている人生の先輩を探していたときに、素敵だなと思う方が華道の巨匠だったということで始めました。だから1年経過しても華道が楽しいとは言えず、師匠の教えに答えられないことが悪いなと思っていました。まあ、辞めるという選択肢もありと思っていたところに、コロナでお稽古が3か月休み。先月復活してみると、ついに脳内のシナプスがつながり始めて「わかる感じ」を掴めたというところです。わかり始めれば、面白いことも増えるかもしれません。お稽古も月2回で継続していくことにしました。

 それで質問の答えですが、「まだわからない」です。師匠がおっしゃるには、花との対話は、傾聴の仕事にもつながっていくとおっしゃってくれてます。

 ただ、家の中に常にお花が生けられてるというのは、見る人は自分しかいないので、自分を大切にすることにつながっている気がします。いったい何につながるのでしょうか? 私がやっていることは、どれも何につながるか、まったくわからないことばかりです。毎日が稽古している状態なのかもしれません。