本日のお稽古のお花がすごいことに! つまり剣山に挿せないレベルに! 本日の花材は、段竹、雪柳、姫ひまわり、アロニア、バラです。ということで初めての投げ入れをすることになりました。ちなみにこの写真は私の部屋で持ち帰ったものをそのままバケツに入れただけですので、生けたものではございません!
アロニアとは、この写真のブルーベリーみたいな樹木です。こういうのは普通のお花屋さんで売っていたのをみたことがありません! 一体どうやって木から採取してきたのだろう?と枝をもって感心していると、「あなた、まだわからないのだから、そういうときは呼びなさい」と先生の忠告が飛んできました。(笑)
それから師匠は2本のアロニアを絡ませて、見事に花瓶に入れられたのです! あんなに首を垂れてダラーンとしていたアロニアが、シャキーと立ち上がったのです! 感動しかありません!
それからそっと師匠はピンクのバラの花をアロニアに絡ませながら、まっすぐに投入されました。もうそれで形になってしまったのです。
◎投げ入れについて、メモしたこと。
並列・奥行・厚み・寄り添う・枝の先から入り、足を入れる。花の姿を追う。一か所に絡めていく。組み合わせて立たせる。
投げ入れをして思ったことは、剣山でないので、「こう生けたい」というよりも、植物にある程度委ねる感じになるのです。そして、葉っぱと葉っぱのある1点にお互いに寄り添ったり、ちょっと寄りかかったりさせながら、草花を止めていく感じが、流れに身を任せて出来上がる、みたいな、私はなんだかこっちのほうが、面白いと思えそうな予感がしました。相変わらず、まだ面白い境地に行けないのですが、(笑)だんだんと分かってきていることは確かです。ちょうど生徒も私と女優さんだけの日が多いので、先生も晩年の中年の生徒として、(笑)かなり熱く語りながら教えてくださいます。お花を生けるだけでなく、生きるセンスのほうをむしろ教わっている気がします。美しい大人になるために!
お稽古のあと夕方5時近くでしたが、今日の花材を生けられる花瓶がないので、買いに行ってきました。インテリアに合うものが買えましたので、その花瓶で行けたお花をまたアップしたいと思います。
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