映画『ジュディ 虹の彼方に』鑑賞。

 ブリジット・ジョーンズの日記のレネー・セルウィガーが今年のアカデミー賞で主演女優賞を獲得した映画『ジュディ 虹の彼方に』ようやく鑑賞です。3月の上旬に劇場公開だったため、3密を避けなければならずに、見逃していたのです。

 何と最近、Amazonプライムに特別価格1000円で視聴できるようになっていました。まるで、レディースデーのようですね。1D1U Spin-off 7も始まりましたし、映画観賞会視聴作品としました。

 レネー・セルウィガーは、ブリジット・ジョーンズ3でさえ、久しぶりのカムバックだったのに、また間を空けて、再起をかけるかのような『JUDY』への出演。そんな『JUDY』も奇しくも、家も失い、親権も失い、再起をかけていざ英国へと、物語が始まりました。

 レネーは、映画の中で歌も歌いあげているのですが! 2017年からボーカルレッスンをしていたそうです。もともと、声が高くて、可愛らしくて、細いレネーなので、太い声で歌いあげているのは圧巻です! 努力で声は変わるのですね。そしてこれが本当の声かもしれませんね。だからなのか、その歌声そのは鳥肌ものです。


◎こちらは本人Judy。

◎こちら映画のラストシーンで歌うレネー・セルウィガー。

 『Over the rainbow』は、あまりにも有名で知っていましたが、これが、LGBTの曲みたいになっているのは知らなかったです。だからあのシーンなんですね。映画の中でゲイの二人が出てくる2つのシーン、泣きました。

 それにしてもJudyについて知らないことばかり、オズの魔法使いのドロシーだったころから、体重もコントロールしなくてはいけないし、睡眠時間も削ってまでも働かなくてはならないから、睡眠薬も与えられていたし、薬物依存で精神が病んでいたんですね。自分を愛してくれる人を求めて、4回の結婚。結局子供たちは夫の元へ。壮絶な人生、47歳で亡くなりました。この映画は、最期の半年前までの話なのです。

 そんなJudyが憑依したかのように、レネー・セルウィガーが演じています。最後、すべてを失い、もはや何も求めなくなったJudyが歌うラストシーンは、『Over the rainbow』圧巻です。心揺さぶられました!!!

 いつも思うのですが、レネー・セルウィガーって、あまりアクセサリーもつけないし、インタビューでもドレスでなくて、カジュアルを好んで着ているし、ハリウッド女優にしては地味だなと。お肌は健康そうにツルツルで、陽気なエネルギーに溢れていますが! ブラッドリー・クーパーとも付き合っていたなんて、びっくりです! しかも、サーミ人の血が入っているそうで。だから、薄い顔の方なんですね。(笑)詳しくは、★町山さんの解説が素晴らしい!ので聴いてみてください! 

 ちなみに、レネー・セルウィガーは、ゴールデングローブ賞ミュージカル部門で、主演女優賞。主演男優賞は、『Rocketman』のタロン・エジャトンでした! 両方ともに共通するのは、楽屋裏でのテンションの低さと薬物依存。ステージに立つと、一気にスイッチが入るものなんですね。二人とも、そこを見事に演じていたのが印象的でした。