本来ならば見ない系の映画ですが、マット・デイモンなので鑑賞してきました。『フォード vs フェラーリ』2時間33分の長編です。やるべきことがあったのですが、意図的に自分を解放させるべく、仕事よりもレーシングカーで活気をつけることを優先させました。その結果、脳内がとてもいい感じです。観たぞ!という満足感に満たされつつ、また仕事に戻りました。
それもそのはず、フォード・モーター社からル・マン24時間耐久レースでの勝利を命じられた男たちが、王者フェラーリを打ち負かすため、意地とプライドを懸けた闘いに挑む熱い実話。魂が燃えるはずです。(笑)
マット・デイモン演じるキャロル・シェルビーは、レーサーだったのですが、心臓病でレースができなくなり、カーデザイナーの仕事をしていました。もう一人、クリスチャン・ベイル演じるイギリス人レーサーのケン・マイルズは、自動車整備工場を経営しながらレースに参戦していました。自営の自動車整備工場も差し押さえられて、金銭的にもピンチの最中でした。
そんな二人が出会うことになり、ル・マン24にて、フェラーリに勝つための車を作り、ケン・マイルズをレースに参戦させる話です。中年男の再起をかける物語とも言えますね。人は何歳からでもやり直せる。しかも経験があるからこそ、0から1へと進ませるスピードがものすごい速さ。若い者よりも怖いものなしというか、一匹狼的な二人がタッグを生んで、フォードの組織と対抗していく様子も、手に汗握りますね。
カーレースのシーンは、CGを使わずに、実際に車を走らせているそうですから、かなりのド迫力です。
そんな男たちのドラマなのですが、感動して泣いてしまいました。そこでそういう決断をとったか!という、それも40代だからできた決断のような。カーレースの映画というよりも、人間ドラマでした。一方で、本当に車好きにはたまらないようですね。中年再生の熱い物語。心の中に炎が欲しい方、是非インスパイアされに行きましょう。
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