いけばな お稽古

 土曜に行事が重なることが多く、久々のいけばなとなりました。今日は、午前中に姪二人の授業参観で、2,3時間目だけ見てから帰宅。ランチをとってからすぐに、お稽古へ。

 生徒さんは、私とベテランの方のみで、女優の方は、月5杯活けるほど本気でお稽古をされているのですが、今日はお休み。いけばなを始めたら、仕事が忙しくなってきたそうで、巨匠が「私のところで習い始めると、そう言うことがよく起こるのよ」とおしゃっていました。まあ、そうでしょう。(笑)

 お稽古の前に、教科書を読み返していましたが、ようやく何を言っているのか、わかるようになってきました。巨匠の教えは、教科書に書いてないことばかりですが! それこそ、お稽古の価値があります。

 また、教え方を勉強させていただいています。巨匠の教え方は独特です。お花の生け方だけでなく、人生論が多いです。とにかく、シャワーを浴びるように聴いています。どこかで生きてくると思って。

 今日も上級の花材ばかりが届きまして、巨匠が説明しながら活けてくださいました。5分くらいで、いともかんたんに!

 アルストロメリアとマンサクです。マンサクはこれから咲いてくるでしょうか。何がすごいかと言うと、剣山に挿しているのは1本の枝だけで、あとは、花器で支えています、バランスをとるのが、かなり難しそうですが、巨匠は1つ1つの草花を熟知されていらっしゃるので、その花にあった生け方ができてしまうのです。1つ1つ違うから、教科書通りにはいかない。人の話を聴くことは、花との対話とも似てます。生きているように生けられたお花は、生けられる前よりもパワフルです。

 表現を考えることが、人間性を育てることにもつながるのだなと思います。自分の足りないところを知ることも大事だとおっしゃいます。まだ、40代ですから、足りないところがあって当たり前だと思うので、これからも淡々と学ぶのみです。今日も貴重な時間をありがとうございました。