映画「ターシャ・テューダー 静かな水の物語」(2017)

 2017年に上映されているのは知っていたのですが、どういうわけか本日鑑賞しました。6/10からはじまる1D1U 8th Campのテーマは "Hero"なので、タイムリーです。ちょうど生誕100年ということで、この映画が製作されたわけですが、撮影は2006年ころ。ターシャさん91歳で、その一年後旅立たれたようです。ですので、この映画は本当に貴重なものです。

 絵本作家でガーデナーと言うことしか知りませんでしたが、夢を叶えるまでの忍耐力、絶対に諦めない力、自分で庭を作り、管理し、ゆっくり料理を作り、服を作り、絵を描き、ろうそくを作り、ジュースを作り、生涯勉強をし、たくさんの鳥を育ててています。しかも、雛鳥を自分の懐のポケットで温めながら育てているシーンもあって、親鳥になっていました。(笑)神様のような方です! 無宗教ですが、「スティルウォーター教」と自分で名付け、静かな水のようで在りたいといいます。まずは静かな水のように受け入れ、自分の心に聞いてみるのだそう。とてもユニークな方でもあります!

映画には、ターシャの名言がいっぱい! その1つ1つが考えさせられます。

 90歳を超えても腰が曲がることなく、手を動かし、口も達者で、クリエイティブな生活。同じ21世紀とは思えないほど、1800年代の時間が流れ、自分のしたいように生きるHeroでありました。時間の流れがとてもゆっくり、慌てない、待つ。自然と共存する…。こんな風に生きたいと思う人はたくさんいるかもしれませんが、こんなに徹底して行えるかな? でもそういう考え方が、幸せを生むのかもしれません。「私の人生どうしたいかな?」って、考えてみたくなります。