金井さんが珍しく白いロンTを着ていた。普段はブラックが多いのに、なんだかフレッシュで目を引く。「Tシャツ、カッコイイですね」と声をかけると、「ウィッグのファクトリー用に作ったんだよね」と、後ろを見せてくれた。そこには、モノクロのクールな外国人女性のプリント。
聞けば最近Tシャツづくりにすっかりハマっていて、毎週1着のペースでデザインしているらしい。思わず笑ってしまった。それ、まさに私がTシャツづくりを始めた頃の熱量とまったく同じだからだ。
「着たい服がないから、自分で作っちゃったほうが早いと思って」
その理由まで私と同じで、わかり身すぎる。たしかに作れるのはTシャツくらいかもしれないけれど、Tシャツさえあればほぼ生きていける。
カットの30分間は、驚くほどあっという間だった。私のEtsyショップの話からMyGPTの活用法、最近日本語教師の登録をしたこと、これからライターとしても書いていきたいこと……最近の自分の心境の変化を口にしているうちに、気づけばハサミの音が止んでいた。
「なんか、綺麗にスッっとハサミが入っていったよ」
金井さんがそう言った通り、仕上がりは驚くほど軽やかだった。毛量の変化が重さでも感触でもはっきり分かり、後ろ姿が見違えるほどスッキリしている。これなら髪を乾かすのも3分で済みそうだ。
私の着ていたTシャツを見るやいなや、「それも自分で創ったの?」と聞いてきた金井さん。残念、今回はZARAのMatisse Tee。そこからTシャツのメーカーを忘れたという金井さんに「ユナイテッドアスレですか?」「Up-Tですか?」と尋ねると、どちらも大正解。なんと、まったく同じファクトリーを使っていた。
結局のところ、金井さんも私も根っからのクリエイターなのだろう。一度ゾーンに入ると、どこまでも追求してしまうタイプだ。
次回お邪魔するとき、金井さんがどんな新作Tシャツを着ているのか。今から楽しみすぎる!
金井さん、今回も素敵なカットをありがとうございました!
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