トートバッグから始まった私のものづくりが、今季はTシャツへと広がります。
素材に選んだのは、ロサンゼルス発「BELLA+CANVAS」の4.2oz ユニセックスジャージー。サラリとした肌触りと、アメリカンブランドらしいゆったりとした着丈が、アートをまとう喜びをより自然なものにしてくれます。トップスとして、インナーとして——着るシーンを選ばない一枚です。
今季の先陣を切るのは、Art-T & Thingsでも特に人気の高いポール・クレーとクリムト、二人の巨匠。
ポール・クレーには、ヘザーブラックを選びました。胸元に広がる《Flora on Sand》の色彩——赤、黄、青、緑が不規則に重なるモザイク——が、深みのあるグレーがかったブラックの上で静かに輝きます。ワイドな黒パンツにタックインして、サングラスをかけて都市を歩く。ただそれだけで、絵画が街の風景に溶け込んでいく。オールブラックでまとめても重くならないのは、ヘザー素材が持つ絶妙な抜け感と、クレーが散りばめた無数の色のおかげです。
カーキのビッグシルエットカーゴパンツとのコーディネートも、ぜひ試してほしいスタイリング。ベルトでさりげなくウエストマークして、足元はピンクのスニーカー。クレーの絵の中から一色を拾い上げたようなリンクコーデが、自然と完成します。ストリートでもアートでも、どちらにも属さない自由さ——それが、私がポール・クレーに惹かれる理由でもあります。
クリムトには、特別な思い入れがあります。このTシャツのデザインを考えたとき、頭に浮かんだのはウィーンでの記憶でした。原画を前に立ち尽くしたあの美術館、そして帰り道に乗ったトラム。白いTシャツの胸元に咲く《Farm Garden with Sunflowers》——向日葵と野花が混在する、あの濃密な楽園を、あの日と同じトラムの中で着てほしくて、このビジュアルが生まれました。デニムジャケットをさらりと羽織り、ブラウンのレザーバッグを肩にかけて。窓の外に流れるウィーンの街並みと、胸元のクリムトが、静かに呼応しています。
今回、定番色に絞ったのは、アートそのものを主役にするための選択です。1枚で着ても、インナーとして重ねても、胸元の巨匠はいつでも、誰かの記憶に残るでしょう。
髪が風になびくモデルの動画は、EtsyショップのArt-T & Thingsで視聴できます。写真では伝わりきらない、着心地と空気感を、ぜひ動画でも確かめてみてください。
EUで販売するのには、また特別な手順を踏まないといけないらしいので、今のところEU以外の世界中での販売となっています。日本は、早くて2週間くらいで届きます!
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